【はかるくん、cp-100】の販売・価格・評価(ガイガーカウンター)

【学校の教材用の放射能測定器】

はかるくん(cp-100、dx-300)は、主に学校の教材用として開発された放射線量測定器です。学校等の要望があれば、日本科学技術振興財団が無料で貸し出しています。福島原発事故放射能漏れに際しても、学校の校庭などの測定のために無料で貸し出しが行われています。ということで、こちら、どうやら非売品のようです。


【メーカーは堀場製作所とクリアパルス社】

はかるくんの性能について、低い評価をしている人がいます。しかし、そんなことはないのです。cp-100も、dx-300も、なかなかの性能です。堀場製作所やクリアパルス社は、類似の放射能測定器として、PA−1000(Radi、ラディ)、Mr.gamma a2700(ミスターガンマ)を市販用として販売しています。詳しい説明は、当ブログの次の記事でしていますので、よろしければ参考にしてください。

【はかるくんのすべて】cp-100、dx-300の販売、価格(ガイガーカウンター)


【シンチレーション式サーベイメーター】

「はかるくん」の類似機種、「HORIBA PA1000」と「Mr.gamma」は、シンチレーション方式の検出器です。放射能測定器には、シンチ式とGM式(ガイガーミュラー管方式)があります。GM式のものがガイガーカウンターと呼ばれます。よって、厳密にはPA−1000のことはガイガーとは呼びません。で、このシンチ式ですが、精度が高いことで知られています。一方のガイガーは、放射線量が毎時0.1マイクロシーベルト以内の場所ですと、測定が難しくなる傾向があります。なので、ガイガーは放射能ホットスポット向けの機種ということができます。ホットスポット以外の場所を計測するには、シンチレーション方式が適しています。


【販売価格は高め】

精度が高い分、シンチ式は一般に高価です。PA−1000は13万円前後、ミスターガンマは14万円前後です。一番安いタイプですと、アメリカや中国でつくっているDoseRAE2という別の放射能測定器があります。こちらは中国製なら5万円前後。ただし、計測に5分〜10分かかります。ちょっと長いですね。でもラディなら測定時間は1分ほどです。購入の際には、価格を優先するか、性能を優先するかで悩みますね。


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