【頂上決戦】 就職に有利な医療事務資格の種類とは?
■ 就職に有利な医療事務資格の種類はどれ?
就職・転職に役立つ医療事務資格として第一に名前が挙がるのが「診療報酬請求事務能力認定試験」。医療事務分野では唯一、「厚生労働省認可国家認定試験」。
ただし、「診療報酬請求事務能力認定試験」に限らず、医療事務の資格は国家資格ではなく民間資格です。
■ 「診療報酬請求事務能力認定試験」の難易度は?
「診療報酬請求事務能力認定試験」の難易度はちょっと高め。ですが、その分、資格取得すると給料に資格手当てがつくケースもあります。
この資格の過去の合格率は、平均で30%くらい。他の医療事務の資格ですと、合格率が50%を超えるものもありますので、難易度は高めと言えると思います。
試験は年2回(7月、12月)実施されており、各回5千人から1万人程度の人が受験しています。
(参考)
・診療報酬請求事務能力認定試験案内
試験対策の講座はヒューマンアカデミーなどが開講しています。
■ 「診療報酬請求事務能力認定試験」で資格手当も
Yahoo!知恵袋を見てみますと、以下のような相談が見受けられます。
Q:「診療報酬請求事務認定試験の資格と簿記2級の資格 どちらを取った方が給料のいいところへ就職できると思いますか?」
A:「以前いた病院では「診療報酬請求事務能力認定試験」で資格手当てがでました。
医療事務を目指すのであれば簿記は必要ないと思います。」
(参考)
・Yahoo!知恵袋:診療報酬請求事務認定試験の資格と簿記2級の資格 どちらを取った方が給料のいいところへ就職できると思いますか?
■ 転職では資格よりも実務経験重視?
医療事務の仕事は、資格なしでやっている人もいます。転職の場合は、資格より「実務経験があるかないか」の方が重視される傾向があります。
とはいえ、採用選考では、実力が同じくらいで資格がある人と資格がない人とがいた場合、資格がある人の方が魅力的に映ります。ですので、何らか資格を取っておくに越したことはありません。
■ 他にはどんな資格があるの?
人気のある医療事務関係の資格ということでは、「診療報酬請求事務能力認定試験」のほかに次のようなものもあります。
・メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
・医療事務管理士技能認定試験
いずれの資格も医科と歯科に分かれています。
ともに「医療事務管理士技能認定試験」よりも難易度は低め。なので、基本的な知識を一通り身に付けるのに適しています。
■ 「メディカルクラーク」(医療事務技能審査試験)ってどんな資格?
初めて資格を取る場合ですと、「メディカルクラーク」や「医療事務管理士」が人気です。
「メディカルクラーク」の試験はは毎月行われています。「メディカルクラーク」の合格率は5〜6割のようです。
「メディカルクラーク」の学校や通信講座では、ニチイ学館(通学・通信)がよく知られています。
歯科については、ニチイの歯科助手講座なら、「メディカルクラーク(歯科)」と「歯科助手技能検定」の2つの資格の同時取得をめざすことができます。
■ 「医療事務管理士」ってどんな資格?
「医療事務管理士」の合格率については、医科が4割〜6割、歯科が6割〜9割くらいです。「医療事務管理士」の試験は2か月に1度の間隔で行われています。
有料の講座としては、ユーキャン(通信)、ソラスト(通信)などがよく知られています。
歯科については、ユーキャン(通信)の歯科助手講座があります。ユーキャンの歯科助手講座については、「歯科 医療事務管理士」の資格が対象になっています。
■ 調剤薬局事務の資格も人気
たとえば通信教育のユーキャンでは、医療事務と調剤薬局事務が1位、2位をあらそう人気講座。
調剤薬局事務は医療事務の一部で、「薬剤」の分野のみをあつかいます。調剤薬局事務は勉強する範囲がせまいので、勉強をスムーズに進められるというメリットがあります。なので、まず手軽に学べる調剤薬局事務を学んでから、医療事務講座にステップアップするというのも一手です。
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