【まるわかり】医療事務 仕事内容

■医療事務 仕事内容

「病院の受付の人」。医療事務と言うと、そんなイメージが浮かびます。実際のところはどうなのでしょうか。

医療事務の仕事内容がひと目で分かる動画がyoutubeにアップされています。

〇新潟ビジネス専門学校 医療事務の仕事 2

動画にあるように、やはり、笑顔の応対が大事ですよね。

医療事務は、医療保険事務とも言います。仕事としては、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書の作成が中心です。レセプトとは、医療費の患者負担分を差し引いた額を保険者に請求するための書類です。医療事務には、「メディカルクラーク」といった呼称もあります。

調剤薬局事務の場合は、薬局内での調剤の事務に限られています。ですが、医療事務では、医療機関内のすべての診療行為の事務作業が対象になります。国民健康保険社会保険をはじめ、老人医療や公費制度など複雑な現在の医療保険の内容を確実に理解し、的確かつスピーディに事務が行えるよう、各種資格試験が行われています。基本的な知識をあらかじめ勉強しておけば、就職で一歩有利になります。

(参考)
wiki:医療保険事務


■レセプトの仕事ってどんな感じ?

レセプトとは、先述のとおり、実際にかかった医療費の内、患者が負担した医療費の残りを、国の保険者に請求する明細書。医療事務の仕事では、この明細書に間違いがないかどうかチェックする業務が重要な位置を占めます。

国に提出する前にレセプト点検を行い、請求もれなどをを防ぐわけです。そのためには、内容に間違いがないかレセプトの点検が必要になり、単純ミスによる収入減が起こったりしないようにしなくてはなりません。レセプトチェックは「請求業務」の総仕上げ。記載に間違いや漏れがないか、いろいろな角度から点検・修正していく作業が必要なのです。


■小さな病院と大きな病院の違い

大きな病院では、分業が進んでいます。その一方で、小さな病院の場合ですと、やる仕事は多岐にわたります。受付、カルテ出し、会計、パソコン入力、電話対応、掃除などなど、病院の事務作業全般ということになったりもします。

ならば大きな病院が楽かというと、そんなこともないようです。仕事は受付などに限られるかもしれませんが、大勢の従業員がいますので、その分人間関係がちょっと大変。仕事によっては、医師や看護師と円滑なコミュニケーションをとる必要も生じてきます。

(参考)
Yahoo!知恵袋:医療事務の仕事内容について教えて下さい。


■資格試験の意義

医療事務の資格には、「必要最低限の知識が得られる」というメリットがあります。資格がなくても就職自体はできるのですが、入ってからがタイヘンです。

「なかなか仕事が覚えられない人」というレッテルをいったん貼られてしまうと、職場で肩身がせまくなり、最終的には退職せざるを得なくなるケースもあります。給料をもらっているのに、先輩に聞いてばかりの状態が続いてしまうと、それを快く思わない人が少なくないのです。

読売新聞の口コミ サイト「発言小町」では、医療事務の先輩が、「なかなか仕事を覚えてくれない新人への不満」をボヤいています。

(参考)
読売新聞「発言小町」:医療事務の仕事 甘くみてんじゃない?

長くこの仕事を続けていくのであれば、資格試験に限らず、学び続ける姿勢を持ち続けなくちゃなのですね。


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