【NHK】遠藤未希さん「命救った防災無線」全音声見つかる。(南三陸町)

NHKの報道によれば、遠藤未希さんによる防災無線の音声が、完全な形で残っていることが分かりました。

ご存じのとおり、遠藤未希さんは、宮城県南三陸町津波が襲った際、住民に避難を呼びかけ続け、命を落としました。

NHKが入手した音声は、南三陸町の防災対策庁舎から発信された、およそ30分の防災無線の放送をすべて収録したもの。地震発生の直後から放送が始まり、サイレンに続いて、危機管理課の職員だった遠藤未希さんが「震度6弱地震を観測しました。津波が予想されますので、高台へ避難して下さい」と呼びかけていました。

音声は、放送を続けようとする未希さんの声を遮るように「上へあがっぺ、未希ちゃん、あがっぺ」という周囲の制止のことばで終わっていたそうです。

呼びかけは62回。このうち18回は課長補佐の三浦毅さんが行っていた、ということもわかりました。三浦さんは今も行方がわかっていません。

(ソース)
・NHK:命救った防災無線 全音声見つかる
 (2012年3月9日 19時21分)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120309/t10013614681000.html

東日本大震災から1年。私たちはたくさんのものを失いました。けれど、未希さんの声は、その名前のとおり、確かに私たちに未来と希望を与えてくれたような気がします。

改めて、心からご冥福をお祈りいたします。


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