【地図】日本海溝・震源域東側でM8級の巨大アウターライズ地震?

震源域東側ってどこ?】

京都大防災研究所の遠田晋次准教授によれば、早ければ1か月以内にアウターライズ巨大地震が発生する可能性があると予測しています。地震が起きれば、仙台市に10メートル前後の大津波が押し寄せる危険性があります。

震源地域の場所は日本海溝の東側でもあります。ちなみに日本海溝のマップは次の外部ページの地図がわかりやすいです。

(地図)
日本海溝の地図


【アウターライズ地震とは】

アウターライズとは、海溝外縁隆起帯を指します。海洋プレートが隆起した区域で発生する地震のことをアウターライズ地震と呼んでいます。千島列島でマグニチュード8.2の地震が起き、その2カ月後にマグニチュード8.1の地震が発生していたケースなどがアウターライズ地震だったとされています。

参考)
2007年千島列島沖地震 - Wikipedia


地震が起こる根拠とは】

東日本大震災により、プレートに引っ張る力が働いていることを京大防災研究所が突き止めました。この原理は明治三陸地震によって昭和三陸地震が引き起こされた過程と似ています。実際、東日本大震災後に震源域東側で、すでに2回ほどアウターライジン地震が起こったとされています。

テレビ朝日の報道によれば、アメリ地震学会でも、余震としてこのアウターライズ巨大地震が起こる可能性が予知されました。日本の気象庁もこの理由で地震が起こる可能性があるとしています。


福島第一原発の電源車は高台に移動】

再び来るかもしれない津波に備え、福島原発を冷却させるための電源車はすでに高台に移動しています。

このタイプの地震の特徴は、震度が小さくとも大きな津波が起こる可能性があることです。昭和三陸地震は最大震度5でしたが、沿岸には大津波が押し寄せました。ですので、気象庁等から注意報・警報が出たら、たとえマグニチュードが小さくても、岩手県宮城県福島県茨城県の沿岸の区域の人は注意が必要です。今回予測されたケースでは、東京都など首都圏には被害がおよばないと思われます。