【まとめ】福島原発4号機の倒壊と東日本終了の可能性

福島原発の中で、もっとも危険といわれる4号機の崩壊・倒壊。

なぜ危険なのかをまとめてみました。

私がもっとも信頼している京都大学の小出先生は、「4号機が倒壊したら、大量の放射性物質が大気中に放出される」と述べています。

具体的には、次のようにコメントしています。

小出「え……、崩れ落ちてしまうと、建物の中ではないので、水素は簡単に拡散してしまいますので。爆発ということは起きないと思いますが。でももう手の打ちようがなくて次々と融けていきますので、大量の放射性物質が大気中に出てくるということは避けられなくなると思います」

千葉「まだまだ予断を許さない状況だという感じですが」

小出「はい」

ざまあみやがれい(小出裕章が説明する、4号機(使用済燃料プール)が倒壊した場合の危険性 2011年11月3日)より。

四号機の写真と内部の構造については、次の外部ブログの記事が参考になります。

院長の独り言(福島原発4号機の燃料プール補強工事)

上記ブログによれば、使用済み燃料プールは4号機建屋の4〜5階あたりにあります。使用済み燃料の量は、1〜3号機のプールに貯蔵されているものの2倍以上。
ここには、使用済みの分と、使い切っていない分をあわせて1535本の燃料集合体が入っていると言われています。

12月24日の毎日新聞の報道によれば、最悪のシナリオについては、菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が作成。内容は次のようになっています。

原発から半径170キロ圏内で、土壌中の放射性セシウムが1平方メートルあたり148万ベクレル以上というチェルノブイリ事故の強制移住基準に達すると試算。東京都のほぼ全域や横浜市まで含めた同250キロの範囲が、避難が必要な程度に汚染されると推定した。
(2011年12月24日の毎日新聞

膵臓がんサバイバーへの挑戦(「最悪のシナリオ」は今後も起こり得る)より。


【関連記事】

【放射能】ダイワボウノイ「プルシアンガード」(セシウム吸着マスク)とは
AKB48、南相馬市(チェルノブイリ級の放射能汚染地域)でコンサート開催
【放射能】年間1ミリシーベルトを越える場所に、人は住んではいけない。

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20111123/p1:title=【放射能】りんごからもセシウム続出の件(リンゴ,セシウム,福島,山形)]