70歳超の人は、コレステロールを下げてはいけない?
米国医療ディレクター協会は、「コレステロール値が低いほうが死亡率が高い」と報告しているのだそうです。
マイナビニュースに上記のような気になる記事がありましたので、メモに残しておきたいと思います。
また、富山大学名誉教授の浜崎智仁氏は、次のように述べていると言います。
「低下剤は脳のコレステロールも下げてしまうから、記憶障害、睡眠障害、うつ症状、勃起障害などの副作用を起こす」。
(参考)
・マイナビニュース:「70歳超のコレステロールは下げてはいけない」と米医療協会
(2013年12月6日)
コレステロールを下げることが重要だといっても、年齢などによっては、それが当てはまらないことがあるのかもしれませんね。
■コレステロールとは?
コレステロールとは、血液中の「あぶら分」の1つ。血液にあぶらが多いと、動脈硬化につながると言われています。コレステロールには、悪玉と善玉とがあり、悪玉を減らし、善玉を増やすことが健康にいいと言われています。
■善玉を増やすには有酸素運動が効果的
過去の記事でも触れましたが、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やすには、ランニングなどが効果的。NHK「ためしてガッテン」のサイトによれば、毎日のように走っている人の場合、善玉コレステロールの数値は、ほとんどが90mg/dl以上。この年代の善玉コレステロール 平均値は、およそ65mg/dlであることからすると、スゴイことになっているのだとか。
善玉を増やすには有酸素運動がよいとされています。ランニング以外の有酸素運動には、ウォーキングや水泳などがあります。
■食品やサプリでもコレステロールが下げられる?
コレステロールを減らす食品としては、麦ごはん、納豆、オクラ、さつまいも、枝豆などがあります。野菜や果物に多く含まれている水溶性食物繊維などがコレステロールを低下させる効果があります。
サンスターのHP「緑でサラナ」のページによれば、アブラナ科野菜(ブロッコリー・キャベツ)由来のSMCS(天然アミノ酸)も、コレステロールを下げてくれるそうです。
コレステロールは動脈硬化の原因となりますが、動脈硬化を予防するサプリメントとしては、EPAが人気です。
ニッスイのHPによれば、EPAは「n-3系脂肪酸」のひとつで、青魚に多く含まれています。n-3系脂肪酸は、1960年代にデンマークのダイアベルグ博士らが行った、グリーンランドのイヌイットの人々を対象に行った疫学調査がきっかけで脚光を浴びるようになったそうです。この調査では、n-3系脂肪酸の摂取量が多いイヌイットには、心疾患がほとんど認められませんでした。そのことから、EPAなどのn-3系脂肪酸が動脈硬化を予防すると考えられているということです。
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