【ゼロからわかる】 悪玉コレステロールの原因と改善方法

■悪玉コレステロールの原因

コレステロールは、血液中の「あぶら」。この「あぶら」は、食べ物によって血液中に運ばれます。

ただ、食べ物の段階では善玉、悪玉の区別はなく、ただのコレステロール

コレステロールは、血液の中を移動する際、たんぱく質と結びつきます。余分なコレステロールを「回収」するたんぱく質とくっついた状態を善玉コレステロールHDLコレステロール」、全身の細胞へコレステロールを「配達」するたんぱく質と結びついたものが悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と呼ぶのです。

(参考)
NHK:ガッテンコラボ 驚き!コレステロールの新常識

厚生労働省のHPによれば、血液中のコレステロール中性脂肪が増えすぎた状態を、「脂質異常症」と呼びます。「脂質異常症」は、遺伝子異常や他の病気に伴って現れるものもありますが、8割以上は生活習慣に関連した原因が重なって発症すると言われています。

(参考)
厚労省のHP:脂質異常症を防ぐ食事

コレステロール自体はカラダに必要なもの。ですが、悪玉コレステロールが増えすぎると、血管の内側に入り込み、血管にコブのようなふくらみを形成。血液の通り道が狭くしてしまいます。結果として、動脈硬化が引き起こされるわけです。

中性脂肪が多いと、HDL(善玉)コレステロールが減ってLDLコレステロールが増えやすくなります。なので、間接的に動脈硬化の原因になると言えます。

(参考)
厚労省のHP:脂質異常症ってどんな病気?


■悪玉コレステロール改善方法

悪玉コレステロールを減らすには、次の方策があります。

コレステロール自体を控えめにする
・悪玉コレステロール中性脂肪を減らす
・善玉コレステロールを増やす


コレステロールを増やす食品

血中のコレステロールを増やす食品は、脂身の多い肉や、チョコレート、卵の黄身、即席めん、ポテトチップス、バター、チーズなどがあります。コレステロール自体はカラダに必要なものではありますが、これらの食品については控えめにすることが大切です。


コレステロールを下げる食品

厚生労働省のHPによれば、コレステロールを下げる食品としては、大豆製品、植物油(ヤシ油、ピーナッツ油を除く)、野菜、果物、青背の魚といったものがあります。

あじ、いわし、さんまなどに多いDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸には、中性脂肪を減らす働きがあります。DHAやEPAについては、サントリーのサプリ「DHA&EPA」などで摂取することもできます。

サンスターのHP「緑でサラナ」のページによれば、アブラナ科野菜(ブロッコリー・キャベツ)由来のSMCS(天然アミノ酸)も、コレステロールを下げてくれるのだとか。


有酸素運動も効果的

有酸素運動とは、酸素を取り込みながらゆっくり少しずつ力を出していく運動。ウォーキングや水泳などが代表的なものになります。有酸素運動は脂肪をエネルギー源とするため、体脂肪を燃やす働きがあります。

この他、お茶や薬によってコレステロールを減らすこともできます。くわしくは、当ブログの次の記事をご覧ください。

【徹底検証】 悪玉コレステロール減らす方法 (薬,運動,お茶,食品)


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