【転職理由は後ろ向きだとマイナス?】転職の理由 書き方【志望理由】

私は何度か転職経験があるのですが、転職の理由は実によく聞かれました。逆に、聞かれなかったことがないくらいです。

以下、企業の人事やキャリアコンサルタントとしての経験も踏まえて、転職理由の書き方をまとめてみました。


■転職理由は後ろ向きだとマイナス?

統計的には、次のような退職理由が多いです。

・仕事が合わなかった
・人間関係
・残業が多すぎた

仕事が合わなかったのはいいとして、人間関係や残業については、面接では言わない方がよさそうです。なぜかというと、次の職場でも人間関係や残業の問題を抱えることになるケースが多いからです。

「うちの会社でも、人間関係や残業で辞めるのではないか」。そう思われてしまうことがあるかもしれません。

また、人によっては「健康を崩して」といったこともあると思います。ですが、これらの理由は、マイナス評価につながりやすくなります。なので、できるだけ前向きに整理しておいた方がベターです。


■「前職ではできなかったことが貴社ではできそう」

たとえば、「前職で実現できなかったことが貴社ではできる」という志望理由は、前向きで好感が持てます。

また、AKB48など、アイドルグループでは、「脱退」のことを「卒業」と言ったりします。ともに同じことなのですが、「卒業」の方が、ずっと前向きな印象です。

AKB48では、とてもやりがいがあった。でも、女優として活躍するのが夢だった」

転職でも、こうした伝え方の方が好感が持たれることが多々あるのです。


■成長分野の業界で働きたい

「前職ではやりがいはあったが、市場が縮小傾向だった。貴社のような成長分野で仕事がしたい」。
こういう「自分のチカラではいかんともしがたい環境」という退職理由もいいと思います。

Yahoo!知恵袋の相談の中に「営業事務の補助をすることが多く、苦痛」というのがあります。次の仕事でも、多かれ少なかれイヤな仕事でもしなくてはいけない場面があるのではないかと思います。ですので、ここらへんも言わない方がよさそうです。こちらは伏せて、「成長分野」を強調するのも一手です。

(参考)
Yahoo!知恵袋:転職理由をポジティブ(前向き)な内容にするために知恵をお貸し下さい。

ウソを言うのはいいことではありません。ですが、転職理由のうち、「ポジティブなものを強調して伝える」のはアリなのかなと思います。