【ズバっとわかる】中小企業診断士 受験資格 科目 合格率

私は元中小企業診断士です。「元」というのは、資格の更新をしなかったので、資格が失効してしまったためです。

以下、実際に受験・合格した経験をもとに、中小企業診断士試験についてまとめました。


■受験資格

中小企業診断士受験資格はとくになし。年齢、学歴等に制限は設けられていません。

(ソース)
公式ページ:平成25年度中小企業診断士第1次試験について

ちなみに、上記HPによれば、今年の1次試験の試験日は、平成25年8月3日(土)、4日(日)でした。


■科目

〇1次試験 ※マークシート

 経済学・経済政策
 財務・会計
 企業経営理論
 運営管理
 経営法務
 経営情報システム
 中小企業経営・中小企業政策

〇2次試験

 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例


■合格率は3・2%

合格率は低く、難易度は高めです。合格率については、平成23年度の場合、1次試験が16・4%、2次試験が19・7%。ですので、実質 3・2%ということになります。


■独学はキツい?

大学入試にも当てはまることですが、試験の難易度が高ければ高いほど、一般的には独学で合格できる人が少なくなります。診断士の試験も難易度が高いので、独学はちょっと難しいかなと思います。

私の場合は、通信教育と資格学校を使いましたが、取得までに3年かかりました。1年目に1次試験に合格。その際は、通信講座に申し込み、市販の参考書や問題集も買い込んで勉強。通信教育は、教材がセットになっているので、体系的に学習することができました。通信講座ですと、ユーキャンなどが診断士の講座をあつかっています。

私は、自宅ではなまけてしまうタイプなので、仕事が終わったあと、ファミレスなどで深夜まで勉強するようにしました。勉強方法としては、過去問に目を通して重点分野を把握してから取り組んだことや、テキストを何度か飛ばし読みして全体像を把握したことなどが効果的だったと思います。

2次については、通信や独学ではムリだとあきらめ、スクールに通いました。スクールで役に立ったのは、講師や他の人の解法アプローチを知ることができたことや、物流施設や商店街など、実際に実地見学ができたことです。

講師や他の生徒の解法アプローチを数多く目にすることで、「なるほど、こういう書き方があったのか」とか、「これはキレイな解答だな」という発見が多く、ためになりました。また、物流施設や商店街、ショッピングセンターの現場の人の話を聞いていたので、答案に説得力を持たせることができたと感じています。

通常、診断士合格までに費やす勉強時間は1000時間と言われています。私の場合は、それ以上の時間がかかりました。かけた時間がムダにならないように、十分教材やスクールを吟味するのがよいと思います。


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