三井住友、3年固定金利住宅ローン0・6%に利下げ(2013年)

■三井住友、3年固定金利住宅ローン0・6%に利下げ

三井住友銀行は、住宅ローンの3年固定型金利を従来の年1・5%(最優遇金利)から0・6%に引き下げます。申し込み受け付けは、6月3日から。日本銀行が金融緩和の一環で、民間銀行の融資を増やすことを狙って創設した貸出増加支援制度を活用して、0・1%程度の低利で資金を調達し、ローンの原資に充てるのだということです。

(ソース)
・読売新聞:三井住友、3年固定住宅ローン0・6%に利下げ
 (2013年6月2日)

なかなか魅力的なニュースですね。ただ、調べてみますと、総合的・長期的な観点からは、ネット銀行の方が安い印象です。


■3年固定は4年目以降に注意

もし金利がこのまま上昇した場合には、3年固定は不利になることも考えられます。もちろん、金利が低くおさえられていればいいのですが、こればかりはなかなか予測ができません。ですが、4年目以降に金利が予想外に上がってしまうと、ちょっとタイヘンです。

米国の場合ですと、2013年5月の金利は4・07%。やはり、景気が戻ると、長期金利は高くなるのが自然の流れなのではないでしょうか。

(参考)
【米住宅ローンの動向】金利が高水準の4・07%に(2013年)

個人的には、固定金利の方が安心なのではないかと思います。


■借り換えはネット銀行が人気?

価格.comをざっと見てみますと、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行三井住友銀行といったところより、新生銀行住信SBIネット銀行ソニー銀行といったネット系のところの方が、総合的には安いように感じます

また、ある程度資金的な余裕がある場合ですと、東京スター銀行の預金連動型住宅ローンの金利が安いです。

価格.comでは、以下のページで借り換えのシミュレーションもできるようになっています。

(参考)
価格.com:住宅ローン比較
 http://kakaku.com/loan/housing-loan/

都市銀行などは、店舗や人件費で経費がかかります。ネット銀行ですと、店舗運営や人件費を安くおさえることができます。その分、安い金利のローンが実現できているのかもしれません。


■住宅ローン金利、引き上げへ 大手行、2カ月連続

三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行など大手銀行は、6月の住宅ローン金利を引き上げる方針を固めています。これで2カ月連続の引き上げになります。10年固定金利の場合、0・10%幅以上高い年1・50%以上(最優遇金利)となる方向。1・60%程度まで上がる可能性もあると言います。

【最新の動向】住宅ローンは今後 固定金利が主流に?(2013年)

都市銀行が住宅ローン金利を上げ始めたこともあり、新生銀行住信SBIネット銀行ソニー銀行といったネット銀行では、固定金利への借り換えの問い合わせが急増していると言います。10年、20年とローンを払い続けると、普通に100万円単位で返済額が変わってきます。

今後は金利が上昇すると考える人が多くなってきましたので、いまのうちから借り換えした時のシミュレーションを始めた方がいいように感じます。


【関連記事】

【住宅ローンは今後どうなる?】6月から金利上昇へ(2013年)

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20130601/p1:title=【最新】住宅ローン、じわり固定金利人気上昇中(2013年)]