【SOFTBANK】ソフトバンク、買収で格下げ?今後の株価予想・見通しは
ムーディーズが、ソフトバンク(SOFTBANK、9984)の格付けを、引き下げ方向で見直しするというのです。
今後の株価予想・見通しは、どうなるのでしょうか。
ご存じのように、ソフトバンクは、米携帯電話大手スプリント・ネクステルを買収する予定です。ロイターによれば、これにともない、201億ドルの負債が発生。さらに、スプリントの有利子負債213億ドルを背負い込むことになるのだと言います。
(ソース)
・ロイター:ソフトバンク格付けを引き下げ方向で見直し=ムーディーズ
(2012年10月15日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE89E04W20121015
200億ドルと言えば、軽く1兆円を超える金額。一気に3兆円も借金が増えることになりそうです。
【課題は、過大な「有利子負債」】
買収前も、ソフトバンクは有利子負債が多いことで知られていました。
2012年3月期時点の有利子負債額は、1,568,125百万円とされています。1兆円5千億円を超えていたのです。
(参考)
・ヤフーファイナンス:ソフトバンク
http://profile.yahoo.co.jp/consolidate/9984
この買収で、さらに3兆円の負債が加わります。一方の返済の必要のない自己資本額は936,695百万円。1兆円もないのです。
業績が好調であれば問題ないように見えますが、いったん金利が上がったり、業績が悪化したりすると、致命的なことになりかねません。
格付けが下がれば、株価は下落することも考えられます。
ちょっと注意が必要だと思います。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9984.T&d=1y