【放射能】秋田市議会、震災がれき受け入れ・処理決議(秋田県)

毎日新聞の記事によれば、秋田県秋田市議会が、震災がれき受け入れ・処理を決議した、ということです。がれきの広域処理をめぐっては、放射能の汚染の懸念などから、反対の声をあげる住民が少なくありません。

秋田市議会は、3月21日、「東日本大震災により生じた災害廃棄物の早期受け入れを求める決議」案を賛成多数で可決。穂積志市長は決議を受け、週内にも震災がれきの燃焼試験を実施するかどうか正式に表明する方針だということです。

なお、反対派の倉田芳浩議員(護憲・わんぱくの会)は、「低線量被ばくの人体への影響ははっきりしない。市議会での徹底的な討議もなかった」と主張した。

(ソース)
毎日新聞東日本大震災:がれき早期受け入れ、秋田市議会が決議 燃焼試験、週内にも市長表明  /秋田
 (2012年3月22日)

がれきの広域処理については、内部被曝の専門家であるユーリ・バンダジェフスキー博士は否定的な見解を述べています。
バンダジェフスキー博士は、3月19日の東京での講演で、次のように述べました。

私たちが経験したことをもう一度皆さんはここで繰り返そうとしているように思えるんです。何もいまやらなければ、そういうことが起きてしまいます。日本の場合、人口密度が高いです。ですから、密度が高い分だけ、多くの人々がこれで被害を受けることになるのです。

結局、津波の後、がれきが散乱しています。これは放射性物質の源でもあります。それは廃棄しなくてはいけない。それも、大至急。そういう放射性物質の汚染源を早く廃棄しなければなりません。そういうものを日本全国にばらまく必要はないわけです。

いま少し、専門家の声に耳を傾ける必要があるように思うのですが。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20120321/p1:title=「セシウム甲状腺にも蓄積」 by ユーリ・バンダジェフスキー博士]