「セシウムは甲状腺にも蓄積」 by ユーリ・バンダジェフスキー博士
セシウムによる健康被害についての世界的権威「ユーリ・バンダジェフスキー博士」。沖縄での講演で、セシウムが甲状腺にも蓄積するとレクチャーしたそうです。
私は、バンダジェフスキー博士の著作『放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響』を持っています。こちらの本を見ても、やはり、セシウムが甲状腺に蓄積する、というデータが提示されています。
1997年に死亡した子供について、臓器別にセシウムの濃度を調べたところ、ダントツで甲状腺のセシウム濃度が高くなっているのです。実に、心筋の2倍。心筋は1キロあたり600ベクレルほどですが、甲状腺は1キロあたり1200ベクレルなのです。(p.15)
甲状腺がんが心配になります。
【内部被曝の脅威】
これまで内部被曝の真実について知る機会が少なかった、というのが実情です。
ここにきて、バンダジェフスキー博士の講演活動により、これまでわからなかった事実が続々と明らかになってきています。
外部被爆と内部被曝の違いは、よく石炭にたとえられます。石炭ストーブの近くでは、心地よい温かさを感じます。しかし、石炭を飲み込んだらどうでしょうか?内臓がやけただれ、死んでしまうと思います。放射性物質も原理は同じだと思われます。「シーベルト」という単位では小さくとも、それを体に取り込んでしまえば、数段危険な状態になります。
内部被曝の基本的なことを、しっかり勉強したいと思います。
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