【子供の甲状腺癌】福島は、チェルノブイリ・ハートに学ぶべきでは?

「子供の甲状腺癌が1万倍に増加。」

映画チェルノブイリ・ハートでは、衝撃的な数字が出てきます。

チェルノブイリ・ハートがDVD化されたのを受け、さっそく見てみました。その中で、「ゴメリ地区では、甲状腺がん発生率が1万倍になった」と説明がなされていました。

多かれ少なかれ、チェルノブイリで起こったことは、福島でも起こるのではないでしょうか。ならば、もっとチェルノブイリ事故について、私たちは知る必要があるように思うのです。

チェルノブイリハート」とは、放射線の影響で、心臓に穴が開いてしまう病気のことをさします。DVDを見ると、甲状腺がんだけでなく、次の3つの病気にも心配りが必要だと気づかされます。

・心臓病
・遺伝子異常
・免疫システムの弱体化

とくに、免疫システムが弱ることについて、注意が必要だと思います。映画の中では、免疫システムが弱ってしまったために、深刻な肺の病気であるにもかかわらず、手術さえできない女の子が出てきました。

映像はグロテスクで、出てくる子供たちには本当に申し訳ないのですが、目をそむけたくなるシーンばかりでした。

放射能は目に見えません。なので、ついつい油断をしてしまいます。でも、このDVDを見ると、いやが応でも「しっかり対策をしなくてはいけない」という気分にさせられます。

子供に見せるには衝撃的すぎます。しかし、まだ見ていない大人のみなさんには、ぜひ見てほしい映画です。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20120210/p1:title=【福島第1原発】災害死亡者、573人認定…福島の13市町村(読売新聞)]