【福島原発2号機の温度上昇】素朴な疑問。温度計が70度なら、離れた場所にある燃料周辺は、ほぼ確実に80度を超えているんじゃないの?これでもまだ冷温停止状態なの?

NHKニュースの図解によれば、福島原発2号機の温度計の場所は、燃料がある場所とは一定以上の距離があります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120207/t10015835771000.html

上記のリンク先(2012年2月7日午後12時6分のニュース)の2号機断面図によれば、燃料はフラスコ型の容器の下部。温度計はフラスコ型の中ほどと考えられます。

素人考えではありますが、素朴な疑問がわいてきます。

温度計が70度なら、燃料周辺は、ずっと温度が高いのではないでしょうか?少なくとも、ほぼ確実に80度は超えていて、すでに冷温停止状態とは言えないのではないでしょうか?

温度計と燃料が一定以上離れているのであれば、ホウ酸投入の意味も納得がいきます。離れた場所で70度なら、燃料が臨界する可能性が否定できない、というのは自然な思考だと思います。

NHKは、2月6日のニュースで次のように伝えています。

今回の事態は、メルトダウンした核燃料など、原子炉の内部の状態を把握できていないことを改めて浮き彫りにしたことになり、こうした状況の中で「冷温停止状態」と判断した根拠などについて、国は納得のいく説明をすることが求められます。

以上、NHK2012年2月6日 20時20分:「2号機 注水増やすも温度計高い状態」より。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20120206/index.html

やはり、常識的に考えて、これは冷温停止状態ではないように思います。
東京電力には、2号機の温度上昇について、現状をありのまま報告してもらいたいです><


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