【不正確さ、ヤバすぎ?】LB200 ベクレルモニターの精度、評判、価格
【LB200:週刊文春の検査結果がデタラメすぎる件】
週刊文春は、10月27日号に魚と海産物の放射能検査結果を掲載しました。もしこの記事が本当ならば、前回の文春の検査のとき同様、LB200の精度がヒドすぎです。文春は、放射線量が高めに出た海産物を、第三者機関で測定し直しています。で、LB200と第三者機関の検査結果が比較できるわけです。抜粋するとこんな感じになります。
※第三者機関の機器は、ゲルマニウム半導体検出器。数値は1キロ当たりの放射性セシウムです。
・千葉産の調理用黄肌マグロかま LB200:67ベクレル、第三者機関:4ベクレル。
・千葉産の天然ブリ切り身 LB200:76ベクレル、第三者機関:18ベクレル。
・茨城産のヤナギカレイ LB200:114ベクレル、第三者機関:12ベクレル。
・茨城産のヒラメ LB200:261ベクレル、第三者機関:103ベクレル。
ちなみに、文春は過去にも同様の検査を行っています。検査結果は次のとおり。
・静岡産の茶 LB200:391 ゲルマニウム検出器:354
・福島産の桃 LB200:100 ゲルマニウム検出器:36
・千葉産のイワシ LB200:89 ゲルマニウム検出器:13
・栃木産のカルビ LB200:464 ゲルマニウム検出器:246
*【辛口評価】LB200 食品用ベクレルモニター(ガイガー,放射能,放射線,測定器)より。
【価格が安いから?】
こうして比較すると、LB200はもはや、放射能検査器とは呼べないくらいの精度のヒドさです。
もちろん、第三者機関の検査が本当で、文春の検査手法が適切であったならば、という前提条件がつきますが。
ちなみに、LB200の価格はネット通販で80万〜120万円くらい。食品用の放射能測定器としては、破格の安さです。
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