【混ぜるな危険】放射能汚染牛乳を薄めてから検査?

セシウムの毒性は、青酸カリの2000倍】

セシウムは猛毒。その危険性は、青酸カリの2000倍です。

放射性セシウム137の{成人、経口}での50%致死量は0.1ミリグラム程度です。これに対して青酸カリは{成人、経口}で50%致死量が200ミリグラム程度ですから、青酸カリの方が約2000倍ほど毒性が低いという関係にあります。(中略)つまり、放射性セシウムの方が青酸カリより約2000倍の猛毒であり、(後略)

武田邦彦 (中部大学): 一関市長さんへのご返事より。


【混ぜるな、危険

猛毒入りの原乳を、汚染されていない原乳に混ぜる、ということは、倫理的にあってはならないことなのではないでしょうか。「そんなバカな」と思う人が多いと思うのですが、産経新聞が4月、福島の原乳が混ぜられてから検査された実態を報じています。

(福島)県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。

ceron.jp【放射能漏れ】原乳の放射性物質、基準値下回る 福島 - MSN産経ニュースより。
 

【乳牛の牛肉のセシウム、暫定規制値超え】

岩手県では、乳牛の牛肉から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されています。これにより、汚染されているのは食肉用の牛だけ、という前提は崩れました。食肉用の牛だけ綿密な検査、というのは不安です。実際に乳牛も汚染されているのですから、牛乳に関しても、牛肉同様の検査体制を導入する必要があるのではないでしょうか。

(参考)
【食品】乳牛の肉から暫定基準値越えセシウム541ベクレル/kg検出…岩手・金ヶ崎


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110913/p1:title=【放射能】ハワイの牛乳からストロンチウムセシウム以外にも要注意)]