【放射能】「牛乳のセシウムの99.9%を15秒で除去」に成功!

【慈恵医大、実験に成功】

東京慈恵医科大学の並木禎尚講師らが、瞬時に牛乳などからセシウムを除去する技術を開発しました。ナノ(10億分の1)メートルの磁性の微粒子を利用し、最短15秒で、放射性物質を取り除くことができるということです。

磁性結晶(直径70〜80ナノメートル)と、セシウム吸着材をくっつけた微粒子を作ります。この微粒子をセシウムで汚染された牛乳などに混ぜます。その後、磁石を近づけることで、セシウムを吸着した粒子が磁石に引き寄せ、99.9%のセシウムが15秒〜60秒で回収できたそうです。

(参考)
【速報】 たった15秒 牛乳から、99%のセシウム除去する新技術を慈恵医大が発表 断食コム

ただし、実用までにはしばらく時間がかかりそうです。


【土壌からセシウムを除去できる技術も】

毎日新聞の報道によれば、土壌からセシウムを除去できる技術も開発されつつあるようです。

産業技術総合研究所茨城県つくば市)は31日、土壌から放射性セシウムのほぼ全量を回収できる技術を開発したと発表した。

放射性セシウム:土壌からほぼ全量回収可能…新技術を開発 - 毎日jp(毎日新聞)より。

こちらもしばらく時間がかかりそうです。


数年待てば、かなり技術の進歩が期待できそうです。しかし、すぐに活用できる技術は少なそう。当面は東都生協や、パルシステムらでぃっしゅぼーやなど、計測をして結果を公表できる宅配業者などで調達するのがよさそうです。メグミルク明治乳業は、独自検査を行っても数値は公表していません。基準も国の暫定規制値ということですと、なかなか飲むのに勇気がいります。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110913/p1:title=【放射能】ハワイの牛乳からストロンチウムセシウム以外にも要注意)]