【牛乳】北海道の生乳からも放射能・セシウム(農水省の検査結果)

【北海道の生乳からもセシウム

HP「食品の放射能検査データ」によれば、北海道の生乳から微量のセシウムが検出されています。6月9日採取の3件の検体から、1件からは1キロ当たり0.173ベクレル、もう1件からは同じく0.080ベクレル、最後の1件からは0.047ベクレルが測定されました。

北海道 岩内地区 農場等採取 生乳 原子力環境センター H23.6.9 0.053、0.12
北海道 小沢地区 農場等採取 生乳 原子力環境センター H23.6.9 0.031、0.049
北海道 岩内地区 農場等採取 生乳 北海道電力(株)   H23.6.9 ND 0.047

*数値は、左側がセシウム134、右側がセシウム137(1キロ当たり)。単位はベクレル。

・食品の放射能検査データより。


【岩手、宮城、茨城、群馬、埼玉、千葉、神奈川、静岡の原乳からもセシウム

農林水産省農水省)のHPに原乳の検査の統計情報が掲載されています。322件の放射能検査を行った結果、8つの県の50の検体(原乳)からセシウムが検出されています。数値は1キロ当たり50ベクレル以下となっています。意外と広い範囲でセシウムが検出されています。検出が多いのは宮城産と埼玉産の原乳です。宮城県産が19件、埼玉県産が13件となっています。

岩手県 3件
宮城県 19件
茨城県 1件
群馬県 8件
埼玉県 13件
千葉県 4件
神奈川県 1件
静岡県 1件

*数値は、1キロ当たり50ベクレル以下のセシウムが検出された件数。

農林水産省公式HPより。

神奈川、宮城、千葉、埼玉の原乳のセシウムの数値については、当ブログの次の記事でまとめています。

【牛乳】原乳から続々とセシウム(放射能,神奈川,宮城,千葉,埼玉)


【牛乳の放射能検査体制】

各農場の原乳は、クーラーステーション(CS)に集められ、そこで検査が行われます。検査後に牛乳メーカーに納入されています。詳しい検査体制に関しては農水省の公式HPで説明されています。

農林水産省/しいたけ、米、牛乳・乳製品、肉と卵について

素人が考えると、牛乳のセシウム汚染対策としては、各農場単位、乳牛単位で検査を行った方が根本的な解決につながるような気がします。どの牛からセシウムが出たのかを突き止めれば、適切な対策が行えると思うからです。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110913/p1:title=【放射能】ハワイの牛乳からストロンチウムセシウム以外にも要注意)]