【新米の放射能】NHKによるまとめ・米のセシウム検査結果
NHKが新米の放射能検査結果をまとめました。概要をメモとして残しておきたいと思います。
【全体の4%でセシウム検出】
NHKの報道によれば、現在までに米の放射性物質検査の半数以上が終了しています。途中経過としては、セシウムが検出されたのは全体の4%ほど。検査結果については、国の暫定規制値を下回ったことで、新米の出荷はすでに始まっています。
【予備調査では、72か所でセシウム検出】
NHKのまとめでは、セシウムが検出されたのは合計72か所。
・福島県の64か所
・宮城県の3か所
・栃木県の2か所
・岩手県と茨城県、千葉県のそれぞれ1か所
福島での検出がもっとも多くなりました。
【最高値は福島の136ベクレル】
セシウムの検出結果で最も高い数値は福島市の旧小国村の1キログラム当たり136ベクレル。
【本調査では、22か所でセシウム検出】
本調査で放射能・セシウムが検出されたのは、次の22か所です。
・福島県の10か所
・宮城県の8か所
・城県の2か所
・栃木県と千葉県のそれぞれ1か所
最も高い数値は、宮城県白石市の旧越河村の1キログラム当たり101.6ベクレルだったということです。白石は、福島との県境近くで、放射能ホットスポットとして知られる地域です。
予備調査と本調査を合わせると、全体の60%余りで結果が判明。放射性物質が検出されたのは94か所、全体の4.3%となったということです。
【早場米の出荷、スタート】
検査結果を受けて、20の市町村で早場米の出荷が始まりました。
(参考)
・放射性セシウム 検出のコメ4% NHKニュース
【高すぎる暫定規制値500ベクレル】
暫定基準値の500ベクレルに対して、中部大学の武田邦彦教授などは「高すぎる」と評価しています。武田教授によれば、1キロ当たり10ベクレル以内が望ましい、ということです。武田教授の基準で見れば、基準値の10倍以上の新米が流通し始めてしまっている、という状況のようです。
【関連記事】
・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110811/p1:title=オイシックス などのお米・野菜の宅配・通販、放射能の検査・対策を強化]