【豚肉の放射能 汚染】「熊本県産からセシウム検出」女性自身が訂正

【『女性自身』、記事を訂正】

週刊誌・女性自身は、あたかも「熊本産の豚肉から放射能が検出された」と誤解を招くおそれがあったとして、記事の訂正文を出しました。

週刊誌「女性自身」に「『熊本産』豚肉からセシウム検出」という見出しが掲載され、熊本県が訂正を求めていた問題で、同誌は今週発売の8月16日号で誤りを認め、「正しくは『福島県で飼育された豚から移送先の熊本県セシウム検出』です」との訂正文を掲載した。

(2011年8月3日 読売新聞)

「熊本産からセシウム検出」女性自身が訂正 : 最新ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より。

当ブログでは、次の記事で問題のテーマを扱っています。上記のように訂正されていますので、これを加味したうえで読んでいただけたらと思います。なんか、ややこしいですね。

セシウム汚染豚1万頭、他県産に変身?(豚肉と放射能、放射能汚染)


【事件の顛末】

2011年7月26日発売の「女性自身」(8月9日号)は、「『熊本産』豚肉からセシウム検出」という見出しで報道。福島県計画的避難区域から出荷された豚が「熊本産」として流通していると記事にしました。これに対して、熊本県は7月28日に、「事実と異なる」と光文社に抗議。訂正記事を求める文書を送付しました。これを受けて、光文社が訂正記事を掲載しました。

事実関係としては、2011年6月、熊本県の業者が福島県産の豚15頭を購入、7月に食用として解体しました。その際、放射能汚染検査で1キロ当たり6.6〜10.1ベクレルの放射性セシウムが検出されました。法律では、飼育期間が最も長い場所を産地表示することになっています。そのため、今回のケースでは「福島県産」だったことになります。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110719/p1:title=【豚肉、鶏肉より桃?】食品のセシウム放射能汚染と対策(福島県産)]