【魚】ヒラメ、カレイ、セシウム 放射能 汚染(福島県の検査)

福島県産、ひらめ、カレイがセシウム汚染】

福島県は(2011年7月)13日、いわき市沖で取れたヒラメとババガレイ、コモンカスベの3種類の魚から、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。(中略)県によると、検出したセシウム量は、ヒラメ760ベクレル、ババガレイ720ベクレル、コモンカスベ920ベクレル。

Ceron.jp - 時事ドットコム:3種の魚からセシウム=福島県

海底近くで活動している魚には放射性物質がたまりやすいようです。これまでは小魚が危険、といわれていましたが、カレイやヒラメなど、小魚より大きい魚にまで放射能汚染が浸透してきました。今後は、中型魚や大型魚にも注意が必要になりそうです。


【魚の放射能汚染のピークは半年後から】

三重大学の勝川俊雄教授によれば、魚のセシウム放射能汚染は、半年から1年後からピークになるということです。3月末から大量の放射能汚染水が放出されました。食物連鎖の中で放射性物質の濃縮が起こるため、事故から半年〜1年を経て魚の放射能汚染がピークを迎えます。たとえば、茨城県のヒラメのセシウムの濃度を分析すると、濃度が4月中旬以降、徐々に上がりつつあるといいます。

(参考)
茨城県のヒラメのセシウム濃度に関する考察 - 勝川俊雄 公式サイト


クロメバルが、暫定規制値超え】

グリーンピースは、8月9日、福島県いわき市小名浜港で採取したクロメバルから放射性セシウムが、1キロ当たり1053ベクレル検出されたと公表しました。魚の汚染の情報が国や自治体、そしてマスコミからなかなか入ってきません。外国からの情報で真実を知ることが少なくありません。こうした現状は残念なことですね。

(参考)
【放射能漏れ】クロメバルが基準値超え グリーンピースが独自調査 - MSN産経ニュース


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