【まとめ】放射能・スーパーホットスポット(東京都、埼玉県、関東、etc)

福島県以外でびっくりするほど放射線量の高い地域が存在します。これがスーパーホットスポットと呼ばれる地点です。東京、埼玉、茨城、千葉、群馬、栃木、宮城、岩手に点在し、毎時1マイクロシーベルトを超える放射能スーパーホットスポットは次のとおりです。

※単位は1時間あたりの放射線量。マイクロシーベルト

【東京都】

江戸川区 2.10(都立葛西臨海公園・雨どい) ※週刊ポスト

 週刊ポストは、7月22日号で東京都・都内各地の40の公園で独自調査を行いました。雨どいなど、放射線量が高くなる場所を集中的に調査した結果、スーパーホットスポットが発見されました。なお、調査に使われたのはシンチレーション式の検出器です。


【埼玉県】

三郷市 1.86 ※神戸大学の山内教授の測定結果

 ※東京新聞:小学校周辺で1.86マイクロシーベルト 神戸大大学院教授が調査 三郷:埼玉(TOKYO Web)

 埼玉・三郷の放射線量はこれまで正確なところがわかりませんでした。しかし、住民が神戸大学の教授に依頼して調査を行ったところ、1.86というすごい放射線量の場所が見つかったといいます。残念ながら場所については非公表です。


茨城県

守谷市 1.11(浄化センター近くの側溝の地表) ※週刊現代

 茨城・守谷の放射線量は全体的に高い傾向があります。速やかに放射能除去などの対策を行うことが必要と思われます。


【千葉県】

柏市  1.47(柏の葉キャンパス駅前の側溝の地表)※週刊現代

流山市 1.88(総合運動公園の地表)※週刊現代


群馬県

川場村 2.27(川場スキー場につながる峠道の地表) ※週刊現代


【栃木県】

那須塩原市 1.42(市立関谷小学校正門前、地上1メートル)※週刊現代

 ※那須那須高原には1マイクロシーベルトの地点が広く点在しているようです。

日光市 1.12(丸山公園の滑り台下の芝生の地表)※週刊現代

 栃木・日光では、とくに山間部に深刻な放射能汚染が広がっているようです。今後の詳細な調査が待たれます。


宮城県

丸森町 1.05 ※アエラ:7月11日号。

 宮城でも、とりわけ南部には放射線量の高い地域が点在しています。


岩手県

栗駒山 2.17(いわかがみ平駐車場の地表)※週刊現代

奥州市 1.35(前沢駅近くの草地の地表) ※週刊現代

 岩手・奥州では、自治体による計測でも、放射線量の高い地点が見つかっています。


【続々と見つかるホットスポット

週刊誌の独自調査で高い放射線量のホットスポットが見つかるのは、放射線量の高い場所を探して測っているからだと思われます。公園、雨どい下、側溝。こうしたところを集中的に調査していけば、いくらでもスーパーホットスポットが出てくるのではないかと思います。1マイクロシーベルトはきわめて高い数値です。こうした場所をしらみつぶしに探し、表土の除去などを速やかに行うことが重要であると思われます。本来ならば放射線管理区域となるような場所が、何の目印もなく放置されている状態は、住民の健康や安全にとって好ましくありません。国や自治体には積極的に放射線量の高い場所を計測してもらえたらと思います。


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