【セシウム汚染牛・放射能汚染牛肉】福島県南相馬市の地図と場所

【福島の南相馬ってどこ?】

(地図)
福島・南相馬の特定避難勧奨地点(朝日新聞の予想)

福島県南相馬市は特定避難勧奨地点に指定される見込みの場所がある市です。福島原発の北、飯舘村の東側です。南相馬市の南部は警戒区域、西部は計画的避難区域に指定されています。


南相馬市、最大5.3マイクロシーベルト

福島県が6月30日に実施した放射線量の調査結果は次のとおりです。

(宅地)
・橲原地区 1・5〜3・8マイクロシーベルト
大谷地区 1・8〜4・4マイクロシーベルト
・大原地区 1・1〜4・5マイクロシーベルト
・高倉地区 1・5〜5・3マイクロシーベルト
・押釜地区 2・2〜2・8マイクロシーベルト
・馬場地区 2・3〜3・0マイクロシーベルト
・片倉地区 2・4〜3・3マイクロシーベルト

(路上)
・県道原町川俣線 1・3〜6・0マイクロシーベルト
・同原町二本松線 1・7〜4・1マイクロシーベルト
・同原町浪江線  2・5〜3・9マイクロシーベルト

※数値は1時間当たりの放射線量。

東日本大震災南相馬で線量調査 民家敷地で最大5.3マイクロシーベルト /福島 - 毎日jp(毎日新聞)より。


【牛肉は9都道府県で流通】

肉牛(黒毛和牛)が流通したのは、北海道、東京都、神奈川県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪府徳島県高知県です。

・日本大震災:福島・南相馬産の黒毛和牛汚染 9都道府県に流通−−同一農家から出荷 - 毎日jp(毎日新聞)より。

放射性セシウム放射能汚染は、最高で1キロ当たり3200ベクレル。暫定基準は500ベクレルですが、中部大学の武田邦彦教授は、1キロ当たり20ベクレルが望ましいとしています。その基準で見れば、望ましい数値の160倍に相当することになります。


【えさの稲わらから、7万5000ベクレル】

牛肉の放射能汚染の原因は、えさの稲藁であったと報道されました。稲わらからは、1キロ当たり7万5000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。農家は、東日本大震災後、飼料が手に入らなくなったため放射能汚染されたわらを食べさせてしまったと話しています。福島県は、牛が稲わらによって内部被ばくしたと断定。これを受けて、計画的避難区域と緊急時避難準備区域から出荷される肉牛は全頭検査されることが決定しました。県の調査では、井戸水や配合飼料には問題はなかったとしています。厚生労働省のコメントとしては、全頭検査を全国で行うことについては、物理的に困難、ということです。


【高知でメール放置】

福島県南相馬市畜産農家が出荷した黒毛和牛から放射性セシウムが検出された問題で、高知市松山市の保健所から、該当牛肉の流通を知らせる内容のメールを受け取ったにもかかわらず、約10時間放置されていたことが12日、高知市への取材で分かった。このため流通先の高知市のスーパー「ヴェスタ桜井」への連絡も11日深夜になってからだった。

結局、放射能汚染された牛肉は完売されてしまったということです。

東日本大震災:福島・南相馬産の黒毛和牛汚染 高知市で流通メール放置、店連絡遅れる - 毎日jp(毎日新聞)


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[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110327/p1:title=本当の放射能汚染範囲は半径50キロ以上【福島原発、地図】]