【まとめ】首都圏の放射能・ホットスポットと放射線量
【0.5マイクロシーベルト以上のホットスポットが一目でわかる地図】
(地図)
・ホットスポット・マップ(詳細版)
上記は、6月18日に公表された放射能・ホットスポット地図です。群馬大学の早川由紀夫教授が作成しています。毎時0.5マイクロシーベルト以上の地域が黄色に塗られています。その部分が放射能ホットスポットと呼ばれることが多くなっています。
当初、柏、松戸、流山、三郷の4つの市のみの名前が挙げられていました。その後、続々と放射線量の高い地域が見つかっています。ネット上では、毎時0.4マイクロシーベルト以上の地点を含む市区町村がホットスポットと呼ばれることが多いです。そこで、以下、0.4以上の地点を含む可能性のある首都圏の市区町村を列挙します。
東京都:葛飾区
埼玉県:三郷市、吉川市、八潮市
千葉県:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、印西市、船橋市、鎌ヶ谷市、八千代市
茨城県:守谷市、取手市
※情報源は、自治体の調査結果、週刊誌(アエラ、週刊現代、週刊朝日)などです。
この中でとくに放射線量が高いと思われているのが柏市、三郷市、守谷市です。表土の除去などの除染作業は、早ければ早いほどいいと言われています。地中深くに放射性物質が溶け込まないうちに表土を除去すると効果的であるためです。ただ、表土の除去をしたくても、作業には費用がかかります。この費用をどこが負担するかで、市区町村、都県、国の間でなかなか合意が得られないという実情があります。文部科学省は福島県内で線量が1.0以上でないと動いてくれないようです。しかし、市町村のみでは費用の負担が大きく、なかなか手が打てないという問題が表面化しつつあります。
(地図)
・国・自治体による高さ1m・0.5m計測を中心とした放射線量マップ(極めて重いです)
上記の放射能汚染マップで、自治体による測定結果がわかります。ただ、三郷市のように、自治体の調査と大学の調査で大きな違いが出る場合があります。ですので、大学や共産党などの調査結果もチェックをすることが重要であると思います。
(参考)
山内教授は埼玉県三郷市の児童の保護者らから依頼を受け、市内の小学校周辺も調査。市の測定で毎時0.15マイクロシーベルトとされた小学校脇で、同1.86マイクロシーベルトを観測した。
・時事ドットコム:「避難区域の拡大を」市民団体=埼玉の小学校1万ベクレル超もより。
同じ場所で、三郷市は0.15、神戸大学の教授は1.86。なぜこんなに大きな差が出たのでしょうか?
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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110610/p1:title=【地図】放射能汚染地域マップと放射線量ホットスポット(関東、群馬etc)]