【週刊現代】東京のホットスポット(放射能、放射線量。江戸川区、足立区etc)
【週刊現代の独自調査(7月2日号)】
2011年7月2日号(p.35)に週刊現代の独自調査の放射線量が掲載されました。共産党による都内の放射線量調査よりも高めの数値が出ています。
(地図)
・共産党の東京・ホットスポット地図
上記の共産党の調査結果と傾向は同じです。足立区、江戸川区、葛飾区の数値が高くなっており、もっとも高いのが葛飾区の水元公園です。数値ですが、水元公園で0.86マイクロシーベルトを記録しています。
・葛飾区水元公園 0.86
・足立区役所 0.44
・足立区ベルモント公園 0.32
・葛飾区金町浄水場 0.38
・江戸川区葛西水再生センター 0.30
・豊洲の築地市場移転予定地 0.25
葛飾区に隣接する松戸市の公園、21世紀の森と広場の入り口が0.43、森のホール21玄関前のアスファルト0.55、そして、枯れ葉と汚泥がたまった側溝では0.83を記録しています。
【日刊ゲンダイの調査では最高値2.91】
日刊ゲンダイの調査によれば、東京の江東区・有明コロシアム敷地内の排水パイプ下で毎時2.91マイクロシーベルトを計測しています。水元公園については、金町浄水場脇の民家の庭から車道側溝に水を流している排水口で、1.41マイクロシーベルト。足立区足立2丁目の民家で、地表0センチで2マイクロシーベルトを超えました。
・ゲンダイネットより。
【雨どい下はミニホットスポット】
放射線量調査では、側溝、雨樋で放射線量がはねあがるケースが報告されています。雨や汚泥がたまる場所には放射性物質も集中しているようすが見て取れます。一方で、自治体によっては学校はグランド中央しか計測していないところがあります。しかし、この方法では正確な放射線量を知ることはできません。今後は側溝、雨どいを集中的に調査してミニホットスポットを探し、速やかに対処することが求められています。
(地図)
・雨どい放射能汚染マップ
(群馬大学早川由紀夫教授作成)
・杉並区屋上吹き溜まり 6.3
・青梅市 0.59
・さいたま市 0.794
杉並区の1時間当たり6.3マイクロシーベルト、というのはいくらなんでも本当なのか、と思ってしまいます。しかし、雨どい下は放射線量が高くなる傾向があるのは確かです。都内であっても安心せず、放射能測定器できちんと計測することが必要であると思われます。
週刊現代は、「年間20ミリシーベルト、それをもとにして文部科学省が決めた1時間3.8マイクロシーベルトという数値は、ICRPが緊急事故後の復旧時を想定して決めた数値。一般生活者の基準になるわけがない」という趣旨の専門家のコメントを掲載しています。放射能のリスクを正確に知り、個々人が適切に対処していくことが大切ですね。
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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110610/p1:title=【地図】放射能汚染地域マップと放射線量ホットスポット(関東、群馬etc)]