【評判】ガイガーカウンターの口コミ・評価・価格(放射能測定器)

放射能測定器の口コミ・評判としては次の2種類が人気です。

・日本製のPA−1000(ラディ。radi。堀場製作所):シンチレーション方式。
ウクライナ製のTERRA(MKS-05、Terra-P Dosimeter。ECOTEST社製):ガイガーカウンター方式。

PA1000はシンチレーション式の放射線量測定器です。ガイガーカウンターといわれるものとは種類が違います。シンチレーション方式の放射線測定器ですと、微量の放射線量を正確に測ることができると評価されています。
TERRAはガイガーカウンターです。他の種類のものは、廉価なものはとくに誤差が生じやすいという特徴があります。地表近くでは、ベータ線β線)を誤って計測し、測定値が跳ね上がるというミスが多発しているといわれています。ベータ線をさえぎるにはアルミでガイガーカウンターを覆うなどの処理が必要な場合があります。これをやらずに廉価の測定器で地表近くを測ってみたら、1.0マイクロシーベルトが出てしまったというようなケースが往々にあるといいます。


【PA−1000の口コミ・評判・価格】

放射線には、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線があります。サーベイメーターPA-1000は、簡単に精度よくガンマ線を測定できるのが特長です。 こちらはシンチレーション方式ですので、ガイガーカウンターとは呼びません。
松戸市などが計測でこの機種を使っています。千葉県松戸市の場合、次の2つの機種で測定を実施しています。

・HORIBA PA-1000Radi(ラディ)
・クリアパルス(株)製 CP-100型

測定の方法は、スイッチを入れてから、2分後、2分30秒後、3分後、3分30秒後、4分後に表示される各値5個の平均値を計算しています。

松戸市公式ホームページ/大気中の放射線量に関する情報についてより。

価格は税込みでおおむね13万円前後です。


【TERRA(MKS-05)】

ウクライナ製のテラは、中部大学の武田邦彦教授が勧めている機種です。武田教授といえば、放射能汚染除去対策の権威。教授のブログには日々膨大なアクセスが集中しているそうです。その武田教授によれば、TERRAは、まずまずの性能の割には値段が手ごろということです。

武田邦彦 (中部大学): 推奨できるガイガーカウンター

武田教授は触れていないようですが、この製品は、ベータ線を誤って検出させないような仕組みがきちんとできているという評判です。価格はおおむね11万円前後です。ただ、品薄であることから、13万円以上で売られていることも多々あるようです。テラには黄色い測定器と黒い測定器がありますが、黒いほうの機種のほうが人気です。

ただ、ガイガーカウンターとシンチレーション式サーベイメーターでは、精度においてシンチレーション式の方が圧勝、という声がネットの口コミ・評判では根強いです。実際、自治体などの公式調査でガイガーカウンターが使用されているケースはあまり見かけません。多くはシンチレーション方式の放射能測定器を使っています。シンチレーション方式では、ガスではなくて結晶でガンマ線をとらえます。結晶はガスよりも密度が高いということで感度がよくなるという違いが出ます。ただ、シンチレーション式は高価です。水や野菜などの食品が計測できるシンチレーション測定器は60万円以上。機種によっては100万円を軽く超えてしまいます。値段を比べると、PA−1000はシンチレーション式でありながら、13万円前後。ですので、格安・激安・最安値ということで、人気を博しているものと思われます。