【中間報告】放射能汚染地図(放射能、ホットスポット)

放射能汚染地図。

NHKのETV報道番組の放映をきっかけにこの言葉が広がり始めました。従来は計画的避難区域くらいまでが放射能汚染地域だと思われていました。しかし、大学や個人が実際に調べてみると、福島市郡山市二本松市などにも放射線量が強い地域(ホットスポット)が点在することが明らかになりました。

(地図)
NHKで放映された放射能汚染地図

そして、大学や民間が作成した放射能汚染地図が次々と紹介され始めました。そのさきがけとなったのが群馬大学早川教授らが作成したとされるホットスポット・マップです。

(地図)
ホットスポット・マップ

上記の地図により、千葉県柏市流山市松戸市、埼玉県三郷市放射線量が高いことが判明しました。政府はホットスポットという言葉を年間換算の放射線量20ミリシーベルトを超える地域に使っているようです。ですが、ホットスポットの言葉は、上記4つの市をはじめとした放射線量がおおむね0.4マイクロシーベルト毎時(年間換算約3.5ミリシーベルト)を超えるような地帯に対して主として使用されています。

上記の放射能汚染地図の公表により、ホットスポットという言葉が流行し始めました。同時に放射能計測器(ガイガーカウンター)で計測した数値をネット上で共有する動きが加速。さらに、子供を持つ住民が行政に訴えかけることで「地上1メートル前後での測定」がきちんと行われ始めました。

比較的新しい放射能汚染地図には、週刊女性自身が掲載したものなどが注目を集めています。

(地図)
週刊女性自身掲載のホットスポットMAP


【新たなホットスポット発見の動き】

2011年6月11日現在、日々新たなホットスポットが見つかり続けています。5月下旬の調査では、群馬県沼田市川場村の一部で放射線量が高い地域が見つかりました。

・5月21日 川場小学校 利根郡川場村谷地 0.558 (4.89)
・5月22日 21世紀の森 沼田市上発知町 0.650(5.70)

※単位はマイクロシーベルト毎時。カッコ内は年間換算予測。単位はミリシーベルト

(出典)
群馬県公式HP

放射能ホットスポットが関東地方の北部山沿い地方にまで広がっていたことで衝撃が走りました。今後、詳細な調査が活発に行われていく見込みです。調査が進むにつれ、新たなホットスポットがさらに見つかる可能性があります。

現時点でわかる範囲のホットスポット情報は当ブログの次の記事にて整理しました。よろしければ参考にしてください。

【地図】放射能汚染地域マップと放射線量ホットスポット(関東、群馬etc)

今後も新たな情報がありましたら、随時情報を更新していく予定です。