【平均給料、年収は?】ホームヘルパー2級、介護福祉士
・ホームヘルパー2級 150万円〜250万円
・介護福祉士 250万円〜350万円
・ケア・マネージャー 350万円〜450万円
正社員で働いているとして、平均給与は上記のようになっています。
介護・福祉業界はパート労働者が多く、パートであれば給料はさらに少なくなります。
(参考)
・介護の仕事の給料・年収
【介護の仕事は蟹工船?】
ヘルパーの仕事は過酷であるにもかかわらず、年収が安いことで知られています。上記の正社員給与は夜勤込です。夜勤では20人も30人も1人で見なければならないことが多いのが実態です。
結果として離職率は高止まり。慢性的な人手不足が続きます。政府としては、東南アジアから介護福祉士を受け入れるなどして人手不足を解消しようとしています。
【介護福祉士をめざそう】
年収150万円〜250万円ということですと、なかなか明るい未来計画が描けないのが現実です。ですので、この業界で長く勤めようと思うなら、最初から介護福祉士をめざすのがよいということになります。
大学進学時に介護・福祉系の大学・学部を選び、新卒の段階である程度の知識や専門性を身につけておけるのがもっとも理想的です。
働きながら介護福祉士をめざすこともできますが、重労働であるうえに勉強もとなると、多忙を極めてしまいます。
【離職中であれば、授業料無料で資格取得が可能】
離職中の人は、職業訓練校の職業訓練が受講できます。職業訓練は行政が行っているため、受講料は無料。かかる費用はテキスト代など1万円前後のみです。雇用保険に加入している社会人は公共職業訓練、雇用保険に加入していない社会人は基金訓練という名前の講座が開講されています。
主にホームヘルパー2級講座が多く開講されています。介護職員基礎研修養成課程という資格があり、こちらはホームヘルパー1級よりも上級の資格です。授業日数は多くなりますが、将来介護福祉士をめざすなら、こちらの講座を受けておいた方がいいでしょう。
※ヘルパー2級の資格は、2012年度末での廃止が決定しています。2013年度からは、介護職員初任者研修課程がスタートしています。また、介護職員基礎研修も廃止。新資格の介護福祉士実務者研修に改編されました。新資格になっても、同様の要領にて職業訓練が開講されています。
(2013年5月6日)