【地図】放射能汚染マップ(福島県原発の計画的避難区域と積算値)

2011年4月12日、福島第一原発事故はレベル7であることを日本政府が認めました。これで福島原発事故チェルノブイリに並ぶ大事故であったということが明白になりました。(2011年12月1日更新)


【代表的な放射能汚染マップ】

(高画質の地図)
放射線量等分布マップ拡大サイト(文部科学省公式HP)

(地図)
放射能汚染マップ(群馬大・早川教授作成)

(地図)
wspeediによる放射能汚染予測マップ


放射能汚染累積値マップ】

計画的避難区域マップはこちらです。

(地図)
計画避難地域(朝日新聞)

これにより、飯舘村とその周辺地区が1か月以内の退避指示が出た地域となりました。
次に最新の放射能汚染マップ(積算値)はこちらです。

(地図)
年間累積放射線量マップ(予測。時事ドットコム)
 *1年後の放射能汚染MAP

上記の地図、原子力安全委員会が作成した正式な放射能汚染マップです。
ただ、この地図、先に発表されたSPEEDIの地図よりも、放射線量が少ないように感じるのは私だけでしょうか?

(その他の放射能汚染マップ)
フランスIRSNによる「推定年間被曝量を示した地図」
アメリカエネルギー省による推定年間積算線量の試算

(地図まとめ)
ドイツ気象局、SPEEDI、チェルノブイリの放射能汚染マップ

上記外部サイトの汚染マップのうち、上段はドイツ気象庁放射性物質拡散予測シュミレーション、中段はSPEEDI、下段はチェルノブイリの汚染範囲600キロ圏と日本地図を重ねたマップになっています。


【誰を信じればよいのか】

年間20ミリシーベルトなら大丈夫ということの信憑性も実は確かなものではないのかもしれません。

京都大学小出裕章助教授によれば、人間が100歳まで生きると仮定した場合、1年間で1ミリシーベルトを浴び続けると100人に1人がガンにかかるそうです。年間20ミリシーベルトならば、一生のうちに5人に1人がガンになる数字だというのです。

20ミリシーベルトの意味 小出裕章 « 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめより。

また、週刊現代2011年4月23日号によれば、政府の安全基準は国際放射線防護委員会(ICRP)のものを採用しているそうです。で、この団体、広島や長崎の原爆被害で数十年後に亡くなった人の人数を被曝した人数から除外して計算しているというのです。(p.39)

結局のところ、今回の被曝が原因で病気になろうががんになろうが、福島原発事故との因果関係は証明が困難、ということになりそうです。
判断は人任せにせず、しっかり情報収集し、自分の身は自分で守るしかないのでしょうね。


【関連記事】

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110329/p1:title=【地図】放射能汚染範囲マップ(福島県飯館村原発40キロ圏の地域)]