充電式扇風機vs発電機(エアコン・冷房・クーラー)計画停電対策

計画停電対策としては、夏の暑さが気にかかりますね。

猛暑の可能性を考えると、まさにこれは死活問題。
ということで、効果的な暑さ対策をまとめてみました。


【現実的な選択肢は「充電式+扇風機」か「発電機+エアコン」】


バッテリーでエアコンが動かせるか、とか充電式エアコンはあるか、といった問い合わせが電気屋さんに集中しています。
ですが、どうやら現実的ではなさそうです。


エアコンは起動時に多くの電力を必要とするので、普通車用のバッテリーでは運用は困難です。普通自動車用のバッテリーは充電しながら繰り返し使うようには設計されていません。いったんバッテリーがあがってしまうと劣化してしまうために計画停電には不向きです。
唯一キャンピングカー用のバッテリー(ディープサイクルバッテリー)であれば、組み合わせによって物理的には可能です。この場合、別途インバーターと充電機を購入する必要があるとのこと。ですので価格の合計はかなりの額になりそうです。
資金的に余裕がある人むけの対処法と言えそうです。
ただ、やはり基本的には容量不足の傾向にあるため、物理的には発電機を使うのがベストです。



【発電機は騒音の問題がある】


しかし、悩ましいのは発電機の騒音です。
現状の発電機では騒音の問題が切っても切り離せないことがわかります。
発電機と言えば、縁日の出店などでよく見かけますね。「ドドドドド」という音を鳴らしながら発電をしています。
で、あれが夜の住宅地で稼働するとしたらどうでしょう?
近隣の家の人に発電機の音が聞こえちゃいますね。


ですので、発電機を使ってエアコンを動かすことは可能ですが、周囲にはちょっと迷惑をかけてしまうということになります。
仮に発電機を使うにしても、防音対策がある程度ほどこされたものを選択する必要がありそうです。ネット等で防音・消音性能についての口コミ・評判を掲示板等で確認のうえ購入するのがよいでしょう。



【ガス冷房と太陽光発電はどうなの?】


ガス冷房は東京ドームなどで実際に使用されています。ガスを使ってどう冷やすのか、その構造はイマイチわかりませんが(汗)
ですが、東京ガスなどで20万円前後で売り出されています。
ただ、致命的な短所があります。なんと、電気がないと動かないのです。電気なしで動くものが間に合えば、ガスエアコンは猛暑への対処法として有力な候補の一つになるんですが。残念ですね。


太陽光については、電力が弱く、起動時に電力を食うエアコンには適していません。



【現実的なのは充電式サーキュレーター】


以上を比較検討すると、もっとも実用的なのは充電式扇風機(サーキュレイター)という結論になります。
計画停電で使うことを考えると、LEDライトなどが内蔵されたものを買うのがいいでしょう。


楽天通販やアマゾン通販の人気ランキングを見てみると、2011年の4月からすでにLED照明つきの充電式の扇風機には予約注文が殺到しています。

品切れにならないうちに購入した方がよさそうです。