RO逆浸透膜浄水器の放射性物質除去効果は?【放射能汚染水道水対策】

逆浸透膜浄水器とは】


逆浸透膜タイプのRO浄水器は、海水の淡水化などで実用化されている浄水器のことです。
つまり、混合水を純水にする方式と言っていいでしょう。
純水ですから、理論的には放射性物質も除染できるはず、となります。
ウォーターサーバーではアクアクララが人気ですが、アクアクララ逆浸透膜式(RO式)浄水器システムを使って飲料水を販売しています。


ただ、逆浸透膜浄水器放射性物質を除去するために作られたわけではありません。ですので第三者機関による実証データはほとんど見当たりません。
アクアクララ社自身は「ウチの飲料水に放射性物質は入っていない」という触れ込みで水の販売を行っていますが。



【コーウェイが有名】


この分野で比較をすると、もっとも有名なメーカーが韓国のコーウェイです。
契約はレンタル方式で、月額7000円前後のようです。



【ランキングと価格】


楽天通販では、家庭用としてメディピュアルミニやセラピュア・COSMO(コスモ)シリーズなどが人気があります。
価格はおおむね10万円〜20万円くらい。
結構値がはります。



【本当に放射能汚染対策になるのか】


メーカーによりますが、おおむね80〜97%除去できるとメーカー側はうたっています。
コーウェイですと、ウランやラジウムについては、ほぼろ過でき、放射性ヨウ素セシウムについてはデータはないようです。
「理論的には可能」というのが現段階の口コミ・評判です。



【他の対策はあるか?】


放射性ヨウ素131については活性炭が有効であることが確かめられています。ですので、逆浸透膜式RO浄水器でなくても、活性炭入りの浄水器であれば一定の効果がありそうです。
ただ、セシウム137については活性炭では効き目が期待できません。


2011年4月現在、シーガルフォーという浄水器が売れています。
この機種は、逆浸透膜方式ではありません。水道水から有害物質を取り除き、ミネラルウォーターを作り出してくれるという装置です。
本日現在でネット上の口コミ・評判を総合すると、放射性物質を除去できるという確証はないようです。
「除去できる」という声も中にはあるのですが、客観的なデータは、まだ出てきていないようです。


他の方策としては、「ウォーターサーバー会社からミネラルウォーターを買う」という選択肢があります。
サーバー会社の中にも逆浸透膜システムを採用しているところがあります。
あとは、お米については「無洗米を使う」という方法があります。放射性物質放射性物質入りの水で洗っても除去できません。ならば、洗う必要のないお米を使うというのも一手です。無洗米の炊き方のコツは「やや多めに水を入れること」です。
あとはミネラルウォーターでコメを洗うということもできますが、これはちょっとお金がかかりそうですね。


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