日本が財政破綻するとしたら、どこに就職?対策はあるの?
【2010年の私の10大ニュース・トップは?】
財務省は1月26日、2008年度の国の資産と負債の状況を示した貸借対照表を公開。
上記は2010年1月27日の日経新聞の記事とのこと。
国家財政がこんな状態であるとするならば、私は10大ニュースのトップに選びたいと思います。
【財政破綻後の日本は?】
日本破綻で何が起こるのでしょうか。
・「金持ちは海外逃亡、物価上昇が年金生活者を直撃」財政破綻後の日本をシミュレーション
近い将来の物価上昇、日本国債価値の下落を主張し続けている人に元モルガン銀行トレーダーの藤巻健史さんもいます(藤巻さんプロフィール)。
【国内の金融業界志望者が確認した方がいいこと】
藤巻さんは、常日頃から「国債を大量に抱えている金融機関に気をつけろ」とアドバイスをしています。
物価が上昇して国債の価値が下落すれば、国債を大量に抱える金融機関の資産価値が急減することを根拠として挙げています。
金融志望者はOB訪問などを通して、志望企業がどれくらいの日本国債を抱えているのかを確認することが必要かもしれませんね。
【人材の日本脱出が始まっている】
・On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう
上記ブログ記事では以下の主張がなされています。
1)日本はもう立ち直れないと思う。
だから、
2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。
筆者さんは、東京大学工学部都市工学科学士→スタンフォード大学MBA→三菱商事→マッキンゼー
という経歴の持ち主です。
【中国・東南アジアへの若い人材の流出】
日本に見切りをつけて、中国・東南アジアでの就職をめざす人たちが増えています。
日本総研が09年に発表したレポートでは、日本人の国外流出数は、07年10月〜08年9月の1年間で10万人を突破。20代から40代など若い世代が中心で、最近の若者の内向き志向が話題になる中、過去20年間で最大だったという。
日本ダメなら中国・東南アジア キャリア求める若者の海外流出(J-CASTニュース)
【あなたは日本の財政破たんは起こると思いますか?】
「ただでさえ就職氷河期なのに、日本自体が倒産するかもしれない」。
その前提を採用するかどうかで、選択肢が大きく変わります。
たとえば、もし近い将来日本国債がデフォルトしたり、価格が暴落したりすると予測したとします。その場合、日本国債を大量に保有する国内金融機関への就職は慎重に考えた方がいいということになります。
業界・企業研究する前に、「日本経済は今後どうなるのか」を一考し、自分のスタンスを決めておく必要があるかもしれません。