【米住宅ローンの動向】金利が高水準の4・07%に(2013年)

■米住宅ローンの動向:固定金利が4・07%に

米抵当銀行協会(MBA)が6月5日発表した5月31日までの週の30年住宅ローン金利平均(固定、手数料除く)は上昇。金利は4・07%となり、2012年4月以来の高水準となりました。4%台に乗せたのは2012年5月初旬以来初めてだということです。

(ソース)
・ロイター:米住宅ローン金利が約1年ぶり高水準、申請指数は大幅低下
 (2013年6月6日)
 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE95400H20130605


■日本でも住宅ローンの金利、続々引き上げ

日本でも、大手各銀行は、現在1・4%の10年間の固定金利を6月から上げる公算だと言います。住宅ローンの金利上昇を受けて、ソニー銀行には相談が殺到。同行は6月から10年間の固定金利(最優遇金利)を現在の1・406%から、0・286%上げ、1・692%にするのだそうです。ただ、今から申し込んでも、実際に適用されるのは7月の金利になってしまう可能性があるとのこと。

【最新の動向】住宅ローン金利続々引き上げ(2013年)

住宅ローンの金利が上昇しているのは、日米共通の傾向となっています。アメリカではすでに4%台。景気が戻るにつれて金利が上昇する流れなのかな、と感じます。


■固定金利が人気上昇中

住宅金融支援機構の調査によると、2013年4月の変動型の利用は46%で、2年半ぶりの低い水準に落ち込んだと言います。その一方で、三菱UFJで固定10年を選ぶ人は全体の2割程度と1年前に比べて倍増。三井住友、みずほ両行は固定型が新規実行分の3割程度に上るということです。

【最新】住宅ローン、じわり固定金利人気上昇中(2013年)


■ネット銀行が低金利で人気

金利の住宅ローンは、ネット銀行が人気です。都市銀行が住宅ローン金利を上げ始めたこともあり、新生銀行住信SBIネット銀行ソニー銀行といったネット銀行では、固定金利への借り換えの問い合わせが増えていると言います。ネット銀行は、店舗を持たない等の理由で会社運営の経費が安く、その分金利を低く抑えられるという特長があります。