【IGZO】シャープ「イグゾー」、他社を圧倒する２つの長所とは？

【IGZO：シャープ「イグゾー」、他社を圧倒する２つの長所とは？】

少なくとも１〜２年は、他社の追随を許さないと言われる液晶技術IGZO（イグゾー）。
その強みとは、いったいどこにあるのでしょうか。

【IGZOとは？】

イグゾーとは酸化物半導体のこと。In（インジウム）、Ga（ガリウム）、Zn（亜鉛）、O（酸素）により構成されます。この技術、シャープ独自のものではありませんが、シャープが世界で初めて量産化に成功しました。

【IGZO、２つの長所とは？】

他社を圧倒するのは、次の２つの点です。

１、精細な画像
２、省電力

精細さということでは、１画素あたりの透過量を高めることで、同じ透過率であれば約２倍の高精細化を実現しています。

省電力ということでは、IGZOでは電流がOFFの状態でも一定期間データの書き換えをせずに画像を保持できるため、ディスプレイ消費電力を５分の１から１０分の１に減らすことに成功。液晶ディスプレイの長時間駆動を大きく伸ばすことができました。

（参考）
・シャープ公式ＨＰ：ＩＧＺＯコンセプト
　http://www.sharp.co.jp/igzo/concept.html

過去の記事で触れましたが、ニュースサイト「ITmedia」が実施調査をしたところ、イグゾー搭載の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は、過去の機種と比較して、バッテリーの持ちが３倍だったそうです。

シャープには、この技術を使って経営再建に成功してほしいですね。