パナソニック、「投機的」に格下げでも、今後の株価は動じず?

パナソニック、「投機的」に格下げでも、今後の株価は動じず?】

過去の記事で触れましたが、格付け会社フィッチ・レーティングスは、11月22日、パナソニックの長期信用格付けを引き下げ、「投機的水準」と位置付けました。

ソニーとパナソニック、「投機的水準」に格下げ。今後の株価予想・見通しは?

しかし、株価は反応なし。株価は、ほぼ横ばいで推移しました。

(株価)
・ヤフーファイナンスパナソニック
 http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6752.T&d=1d

ただ、これに先立ち、ムーディーズが格付けを2段階引き下げていました。

パナソニックの格付けを、ムーディーズが2段階引き下げ!今後の株価は?

ムーディーズの格付け引き下げは、11月20日。
20日には、株価は大きく下げました。

なので、実態としては、ムーディーズの引き下げの際に、「パナソニック株はすでに投機的水準」と織り込まれたのではないかと感じます。2000年に3000円を超えた株価が現在は400円前後。十分に暴落しています。

今後、シャープのように、赤字幅が広がったり、資金繰りに窮した際には、さらなる下落も考えられます。

ただ、現状では、ライバルである韓国企業や中国企業が絶好調。急激な円安などがないと、競合に太刀打ちできず、株価は、ズルズルと下がっていくような気がします。