【日本経済の動向】景気は後退。現状は「踊り場」(2012年10月)

【日本経済の動向:景気は後退。現状は「踊り場」】

日本の景気は、後退局面にあるようです。

日銀によれば、欧州債務危機日中関係の悪化で、輸出や生産の回復に遅れがみられることから、景気認識については前回の会合で下方修正した「持ち直しの動きが一服」から「横ばい圏内の動き」と後退。日本経済が踊り場に入ったとの見解を公表したということです。

(ソース)
毎日新聞:日銀決定会合:追加緩和見送り 景気認識は後退「踊り場」
 (2012年10月5日)
 http://mainichi.jp/select/news/20121005k0000e020196000c.html


トヨタ自動車、中国での生産半減?】

日中関係の悪化にともない、中国に進出している日本企業の業績が不安視されています。

時事ドットコムによれば、トヨタの自動車販売は、日本製品不買運動などで販売不振におちいっています。10月の販売台数は、前年同月比56%減の3万5000台程度まで落ち込む可能性があるということです。これを受けて、10月の生産台数を大幅に減らす方向だとか。

(ソース)
時事ドットコムトヨタ、中国生産半減も=尖閣問題で販売不振−10月
 (2012年10月5日)
 http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012100500117

トヨタに関しては、中国以外の販売が好調なので、影響は軽微と見られます。しかし、中国と関連の深い他の企業の中には、かなりひどい業績になるところも出てきそうです。


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