武田邦彦教授、ブログで「4号機危機説」を否定(福島原発)

【最新情報】武田邦彦教授、ブログで「4号機危機説」を否定(福島原発

中部大学の武田邦彦教授は、最新のブログ記事で福島第一原発の「4号機危機説」を否定しました。
武田教授は、一貫して「4号機が危機に陥る可能性は低い」という主張を繰り返していることで知られます。

この点、同じく原発の専門家である小出裕章先生とは見解が異なります。

今回の武田先生の記事では、4号機が空焚きになった場合を想定して、それでも危機には陥らないという説を展開しています。

以下、武田先生のブログからの要旨の抜粋です。

【第一の結論】 4号機のプールが蒸発を始めるまでに10日ぐらいかかります。

【第二の結論】 福島4号機の冷却ができなくなった場合、できなくなった時から51日後に放射性物質が漏れ始める。

【第三の結論】 4号機に近づけなくてもすでにかなり崩壊熱は低いので、大量の放射性物質が飛散することはない。

以上を踏まえて次のように結論づけています。

検討するとこのようなことになりますが、「4号機の冷却が止まると関東一円に住めなくなる」と危険だと警告されている方の結論と余りに違い、事故が起こっても2ヶ月ぐらいの余裕があり、さらにその被害は2011年3月に比較して小さいということなので、さらに検討を加えたいと思います。

以上、武田先生のサイト:福島4号機を考える2 爆発までの時間(2)空だき より。
(2012年7月5日)
http://takedanet.com/2012/07/4_dd84.html


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