【評判・レビュー】『内部被曝の真実』児玉龍彦(幻冬社)

東大アイソトープセンター長の児玉龍彦教授といえば、国会の参考人招致で熱弁をふるったことで有名ですね。内部被曝の専門家である児玉先生による著作が出版されました。

【尿中6ベクレルのセシウムでも癌になる】

サンデー毎日9月25日号(p.118〜p.119)が、児玉先生の本の内容について触れています。

それによれば、尿の中のセシウムの濃度が1キロ当たり6ベクレル程度でも、ガンになりうる。「チェルノブイリ膀胱炎」の研究結果などが根拠となり、低線量被爆とがん発生は、関連がある、というのです。


【低線量の被曝でも、20年後にガンになる危険性】

児玉教授は、低線量被曝でも20年後にはガンになりうる、と警告しています。放射線によってガンを発症するメカニズムは、かなり解明されています。科学的にある程度証明されているにもかかわらず、危険性を低く見積もる、というのはよくありませんね。


【関連記事】

【放射能】「さんま は危険」2つの根拠(サンマの放射能汚染)
【放射能】青森県のりんご「セシウム不検出」は本当か?(リンゴ)

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20111027/p1:title=【売り切れ続出】大地を守る会の「震災前食品」(放射能と口コミ・評判)]