【放射能】青森県のりんご「セシウム不検出」は本当か?(リンゴ)

【青森の「りんご」からセシウム不検出。でも定量下限は45ベクレル】

青森県のHPで、青森産のリンゴや新米からセシウムが検出されなかったとアナウンスされました。本当に青森の農作物は安全なのでしょうか?

HPをよく読むと、放射性セシウム定量下限(検出限界)が45ベクレルであることに気づきます。リンゴのセシウム汚染が40ベクレルあったとしても「不検出」となる放射能検査で、果たして安全と言っていいものでしょうか?

9月30日 B りんご 9月29日 南部町 検出されず
10月5日 A りんご 10月3日 黒石市 検出されず
10月5日 A りんご 10月3日 黒石市 検出されず
10月5日 A りんご 10月3日 黒石市 検出されず
10月5日 A りんご 10月4日 平川市 検出されず

注1)測定機器:EMF211型ガンマ線スペクトロメータ。
注2)定量下限は、ヨウ素131が20 Bq/kg、セシウム134が25 Bq/kg、セシウム137が20 Bq/kg。

青森県公式HPより。


【りんごのキャンペーン、スタート】

福島原発事故で青森のリンゴの輸出は激減しました。新年度のリンゴの収穫に合わせ、積極的なキャンペーンを展開しています。

国産リンゴの収穫量の6割を占める青森県の生産者団体や自治体が、東京電力福島第一原発事故後、風評被害で輸出量が激減した県産リンゴのPR作戦を国内外で繰り広げる。

読売新聞より。


【本気でキャンペーンするなら、検出限界2ベクレルでの検査を】

民間では、東都生協が検出限界2ベクレルでの放射能検査を行い、HP上で公表していることで知られます。「検出限界2ベクレルでもセシウムが出なかった」ということであれば、信頼性がアップすると思います。45ベクレルの定量下限でアピール、というのはなかなか難しいように思います。


【関連記事】

【放射能】栗からセシウム。福島2040ベクレル、茨城92.6ベクレル。
【放射能】お茶 セシウム 埼玉県(埼玉の緑茶,製茶)
【お茶】千葉県産、埼玉県産から高濃度セシウム(放射能,茶葉)

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20111012/p1:title=【放射能】検査と評判:オイシックス,パルシステム,生協,らでぃっしゅぼーや]