【放射能】群馬の米、下仁田ネギ、こんにゃくは大丈夫?(セシウム汚染)

【全面積の半分が放射能汚染地域】

(地図)
【文科省】群馬の土壌汚染マップ

文部科学省が作成したセシウム汚染マップによれば、群馬県の面積の実に半分くらいが放射能汚染地域になってしまったようです。土壌汚染マップの「暗い緑色」の色分けされた地域は、セシウム濃度、1平方メートル当たり3万〜6万ベクレル。チェルノブイリの際の放射線管理区域が同じく3万7千ベクレル。ですので、「暗い緑色」の場所以上がおおむね放射能汚染地域と考えられます。


渋川市安中市の新米からセシウム

米の放射能検査では、渋川市で1キロ当たり61ベクレル、安中市で同じく53ベクレルの放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのはこれくらいなのですが、検査の定量下限が40ベクレル。なので、20〜30ベクレル程度のセシウム汚染は検出されていない可能性があります。

(参考)
メモ:お米の放射性物質(放射能)の検査結果(3) 9/21〜: コンタンのブログ


【群馬の野菜、セシウム検出せず?】

群馬の野菜からは、放射能「検出せず」の結果が続いているといいます。

最近では、例えば9月22日、県名産の「下仁田ネギ」は「検出せず」、また全国一の生産を誇るコンニャクも、9月7日に渋川市安中市で採れたものからは検出されなかったと発表された。高原野菜で有名な嬬恋村は、マップでも比較的蓄積量が少ないが、9月に検査が行われたキャベツやハクサイでの放射性セシウムの検出はない。

群馬まで伸びた「セシウムの帯」 コメや野菜は大丈夫、と産地は強調 : J-CASTニュースより。


【実は検出されているセシウム

報道はあまりされていませんが、調べてみると、群馬産の食材からセシウムが検出されていることがわかります。

川場村のウメ 99ベクレル
沼田市のオウトウ(施設) 8.1ベクレル
桐生市のワカサギ 222ベクレル

食品の放射能検査データより。

沼田では、施設栽培のオウトウからもセシウムが検出されました。やはり、土壌汚染の濃度が高ければ、農作物なども汚染されてしまいます。今後は、民間による放射能検査も行われていくと思われます。厚生労働省の公表結果だけでなく、民間での検査にも目を配っていく必要があるかもしれません。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110904/p1:title=【お茶】千葉県産、埼玉県産から高濃度セシウム放射能,茶葉)]