【地図】土壌汚染マップ(セシウム,放射能,文部科学省)

【土壌汚染マップ】 *12月16日更新版。

文科省が作成している放射能セシウム)土壌汚染マップに、11月、岩手県静岡県、長野県、山梨県岐阜県、そして富山県の汚染地図が加わりました。

長野県の軽井沢東部や、岩手県の一関市などに、放射能汚染地域が点在することが確認されました。

(高画質の地図)
放射線量等分布マップ拡大サイト(文部科学省公式HP)

(広域地図)
広域・土壌汚染マップ(文部科学省)

汚染度が高い地域は、原発から北西方向の半径40キロ圏内に集中していた。最も高い大熊町の1地点では、セシウムの合計値は1平方メートルあたり約3千万ベクレルに上った。

チェルノブイリ原発事故では、55万5千ベクレルを超えた地域は「強制移住」の対象となった。

asahi.com(朝日新聞社):セシウム汚染土壌マップ発表 文科省、原発百キロ圏内 - 東日本大震災より。

土壌汚染マップは、文部科学省の公式HPでも公表されています。

東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 文部科学省

上記のリンク先を探すと、PDFファイルで各種セシウム・土壌汚染マップを見ることができます。

農地の土壌汚染については、次の放射能汚染マップになります。

(地図)
農地・土壌汚染マップ

11月中旬に公表されたシミュレーション・マップでは、北は北海道から西は中国・四国地方にまで一定量セシウムが降下した可能性が指摘されました。名古屋大学などが次の予測地図をつくっています。

(地図)
セシウム137の土壌沈着シミュレーション(名古屋大学など)

なお、これまで公表された土壌汚染マップのまとめは、次の外部ブログのものが比較的鮮明です。

(地図)
放射線測定値と拡散シミュレーションのリンク集: コンタンのブログ


【避難区域拡大の検討を】

チェルノブイリでは、1平方メートルあたり18万5千ベクレルを超えた地域が移住の権利が認められる地域となりました。1キロにすると3000ベクレル程度になるようです。こうした地域の人の避難を検討する必要があるように感じます。なお、「チェルノブイリ事故の汚染区域の区分け基準」や「1平方メートル当たりの汚染値の計算の仕方」は、放射能防御プロジェクトのHP(PDFファイル)が参考になります。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20111006/p1:title=【放射能の対策】らでぃっしゅぼーや、ローソンとネットスーパー]