【コメ】お米の放射性セシウム・放射能汚染(新米)
【歴史は繰り返す?】 *2011年12月16日更新。
1960年代、核実験が地上で盛んに行われていたころの米の放射能・セシウム汚染はどうだったのでしょう。結論から言えば、当時収穫されたコメ(玄米)に含まれていたセシウム137は1キログラム当たり10ベクレル、ストロンチウム90は4ベクレルだったといいます。(ただし、白米は精米により玄米の4〜6分の1の濃度)
・放射線でコメはどのくらい汚染されるか、日本のコメは危険か | 社会・政治 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
たとえ同じくらいの汚染であったとしても、1キロ10ベクレル以上のセシウム汚染米が収穫される可能性があります。
米のセシウム汚染の不安から、2010年度産(平成22年度産)の買い占め、買いだめが始まりました。ネット上では、古米の保存方法や、玄米の精米の仕方、家庭用精米機の評判などについての情報交換が活発に行われています。
【汚染確率100%?】
別冊宝島「原発の深い闇」に興味深い記事が掲載されました。タイトルは「流通の闇に消える福島産被爆食品」。記事の中で、JA職員のコメントが紹介されています。それによれば、2011年度の米が被曝米になる確率が100%だというのです。
「汚染された土壌に汚染された沢の水を引いて、汚染された雨水が降り注ぐ。東北は「放射能を避けるために雨にあまり濡れないこと」と言い、県も同じように注意を呼びかけているが、稲は収穫されるまで雨を避けられない。(中略)私の予測では100%被曝米が出るはずだ。」(p.27)
【放射能検査結果まとめ】
最新の放射能検査の結果は、次の外部ブログがまとめてくれています。
・メモ:お米の放射性物質(放射能)の検査結果(3) 9/21〜
・3.11東日本大震災後の日本
【セシウム汚染アユ】
福島市阿武隈川のアユから放射性セシウム1120ベクレル検出(1キロ当たり)。これは2011年6月29日、厚生省が発表した数値です。
・食品の放射能検査データより。
福島市の河川が汚染されています。もしそうした川の水を使ってしまっていたとしたら、米の発育のためにはいいはずはありません。
【古米や西日本のおこめを買う人たち】
店頭からコメ(古米)が消え始め、食材宅配やネット通販で古米や西日本産、九州産のこめを買う人が続出。飲料水パニックのようなことにならないといいのですが。
【関連記事】
・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110719/p1:title=【豚肉、鶏肉より桃?】食品のセシウム・放射能汚染と対策(福島県産)]