本当の放射能汚染範囲は半径800キロ?【福島原発、地図】
【放射能汚染地域は、北海道から中国・四国地方まで?】 *2011年12月16日更新版。
11月15日のNHKの報道によれば、セシウム137による放射能汚染範囲は、北は北海道東部から、西は中国・四国にまでおよぶ可能性が出てきました。セシウム汚染予測地図は、次のブログのものが鮮明です。
(地図)
・名古屋大学などの国際研究チーム セシウム137の土壌沈着シミュレーション
北海道東部で1キロ当たり250ベクレル。中国・四国地方の山岳部で同じく25ベクレル程度のセシウム汚染が指摘されています。
市販のガイガーカウンター(放射能測定器)が市中に出回るにつれ、年間換算で1ミリシーベルトの規定値を超える場所が東日本・関東地方の広範囲に点在する可能性が強くなってきました。
(地図)
・放射能汚染マップ(群馬大学早川由紀夫教授作成)
*12月上旬改訂版。
(地図)
・放射線量等分布マップ 拡大サイト(文部科学省)
また、神奈川県の横浜市や川崎市、そして長野県の軽井沢、新潟県の魚沼市、そして岩手県の一関市とその周辺でも、局所的なホットスポットが報告されています。
新潟県は魚沼市が放射能汚染地域になってしまいました。新米のコシヒカリの汚染が心配されています。
(地図)
・新潟の汚染マップ(文部科学省)
地上1メートル前後での放射線量計測により、新たな放射能汚染地域が次々に発見され始めています。群馬県の沼田市や川場村にもホットスポットがあることが明らかになりました。
(参考・群馬県公式HP)
・群馬県 - 【5月24日】ハンディー型線量計(PA-1000Radi)による県内放射線量測定結果(環境保全課)
群馬県公式HPによると、群馬県沼田市と川場村の放射線量は以下の通りです。
・5月22日 21世紀の森 沼田市上発知町 0.650(5.70)
・5月21日 川場小学校 利根郡川場村谷地 0.558 (4.89)
※単位はマイクロシーベルト毎時。カッコ内の数字は1年間に換算した数値(単位はミリシーベルト)です。
(地図)
・東京都の放射線量マップ(日本共産党)
【関東地方のホットスポット】
大学や民間の調査では、福島県以外では、東京都の葛飾区、江戸川区、奥多摩、千葉県の流山市、松戸市、我孫子市、柏市、埼玉県の三郷市、吉川市、秩父市、茨城県の守谷市、取手市、群馬県の沼田市、川場村、中之条町、みなかみ町、栃木県の日光市、那須塩原市、那須町、宮城県の白石市、角田市、丸森町、岩手県の一関市、奥州市、平泉町などでも高い放射線量が計測されました。その他にも、長野県(軽井沢)、新潟県(魚沼市)、山形県、神奈川県などでも、局所的に放射線量の高い地点が見つかっています。
【アメリカ政府(米軍)は半径80キロ】
東日本大震災後、アメリカ(米軍)は当初から80キロ以内のアメリカ人に避難勧告を出していました。
2011年10月現在、アメリカ大使館のHPによれば、半径80キロ以内に1年以上居住しないように勧告しています。
Long-term Residents: The risks may be higher for U.S. citizens who reside for more than one year within 80 km of the Fukushima Daiichi Nuclear Plant. Out of an abundance of caution, we recommend that U.S. citizens who choose to reside for more than one year within 80 km of the Fukushima Daiichi Nuclear Plant consult with local authorities to receive current guidance on expected levels of radiation and recommendations for reducing exposure to radiation.
上記によれば、妊婦や子供は原発半径30キロ以内に住むべきでない、と警告しています。
【WSPEEDIによる放射能汚染マップ】
(予測地図)
・WSPEEDIによるセシウム降下予測マップ
(地図)
・上記の地図のデータ元(PDF)
上記のリンク先の予測地図によれば、放射能汚染地域は、北は秋田・山形、西は新潟、長野、山梨、静岡、愛知にまで、一定量のセシウムが降下した可能性があります。
【関連記事】
・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110329/p1:title=【地図】放射能汚染範囲マップ(福島県飯館村。原発40キロ圏の地域)]