【IGZO】シャープ救世主イグゾーの「残念な現実」とは?

IGZO:シャープ救世主イグゾーの「残念な現実」】

「11月上旬に材料の投入が終わり、下旬からIGZOの生産ラインはほとんど動いていない」。
話題沸騰の液晶新技術IGZOですが、現状としては、十分には売り上げに貢献できていないようです。

週刊ダイヤモンドによれば、現在、最大顧客のアップルからの受注が止まってしまっているのだとか。結果として、IGZOを搭載した高価な業務用ディスプレイの出荷計画は、毎月1500台と少量。生産能力の数パーセントにも満たないのが現実だとされています。iPad向けに第1、第2四半期と、それぞれ200万台以上あった受注が、秋口から激減したのが響いているようです。

(ソース)
週刊ダイヤモンド:シャープ再建の切り札 IGZO液晶の“不都合な真実
 (2012年12月25日)
 http://diamond.jp/articles/-/29858?page=2

国内メーカーのスマホなどには続々と搭載されつつあるイグゾーですが、アップルやサムスンなど、シェアの高い企業に採用されないと、量がさばけないのが現実なのかもしれません。

さらに、IGZOについては、「1〜2年で陳腐化する」と厳しい予測をする専門家もいます。

【IGZO】シャープ ピンチ?「イグゾーは1〜2年で陳腐化する」説

大きな潜在力を秘めたイグゾーではありますが、シャープ再建の救世主になれるかどうかを判断するには、いましばらく経過を見守る必要がありそうです。