【中国経済】日本への制裁、不買運動で、中国も危機に？（2012年）

日本に経済制裁をするなら、中国も経済危機に陥る。

そんな心配が、中国国内でなされていると言います。

msn産経ニュースによれば、ある中国企業の経営者は、「今後、経済制裁が強化され、中国国内の日本企業が操業を停止した場合、多くの中国人労働者が職を失う。仕事もなしに、どうやって家族を養うお金を稼ぐことができるのか」と述べているということです。

（ソース）
・msn産経ニュース：「経済制裁強化すれば多くの中国人が職失う」影響懸念する一般市民
　（２０１２年９月２０日）
　http://sankei.jp.msn.com/world/news/120920/chn12092017490014-n1.htm

【９割の中国人が、日本製品不買運動に賛成？】

朝日新聞によれば、中国ポータルサイト大手の新浪が９月１９日に行ったインターネット調査結果では、「今後、日本製品を買わない」と答えた人の割合が８８．７％だったと言います。

（ソース）
・朝日新聞：中国ネット調査で「日本製品不買」９割　日系小売企業が営業再開
　（２０１２年９月２０日）
　http://www.asahi.com/business/news/xinhuajapan/AUT201209200079.html

【経済制裁は「相討ち」？】

確かに、中国による経済制裁は、日本にとって大打撃です。
２０１１年、日本の輸出相手国第１位が、中国なのです。そのシェアは、日本の全輸出額の２割にのぼります。

（ソース）
・キッズ・ニュース：日本の貿易相手国
　http://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country.html

しかし、その一方で、中国が経済制裁や不買運動を行えば、中国人が失業する結果にもなります。中国人自身が日系工場で働き、日本製品を作っているからです。

日中ともに不景気で苦しんでいます。
その中での日中経済戦争は、両国にとってダメージの大きい戦いになりそうです。

・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20120915/p1:title=中国ジャスコで暴動・略奪。旅行キャンセル増加は不可避に（2012年）]