【ホントは21万1900円?】介護職員 給料

■ホントの月給は21万1900円?

共同通信によれば、施設長を除く介護職員の平均賃金(月給)は21万1900円

(ソース)
共同通信:介護の離職率、微増で17% 人材確保が依然課題
 (2013年8月16日)

施設長や管理職の給料を入れるか入れないかで、だいぶ平均収入が異なってくるようです。

NHKなどが2013年5月27日に報じたところでは、常勤の介護職員の給与は、2012年9月の平均で27万5700円。本当なら年収330万円程度になります。

ですが、ネット上の口コミとしては、「そんなにもらっていない」という声が相次いでいます。

さらに、いずれも数字も、常勤の職員のもの。パートなど、非正規の従業員については、もっと低い賃金で働いているという実態があります。


■介護職の離職率は17%

厚生労働省所管の公益財団法人「介護労働安定センター」の調査では、介護職員の離職率は17%(2012年度)。前年度に比べ0・9ポイント上昇しています。一方、全産業平均の離職率は14・8%です。


■慢性的な人手不足

介護職を辞める理由としては、人手不足や、それにともなう重労働、そして低賃金といったものがあります。

読売新聞の記事では、「人材が集まりにくいのは、介護の仕事に『低賃金で重労働』とのイメージが強いことが一因」としています。

介護職員の月給は平均22万円程度(2011年)で、全産業の平均32万円を大きく下回っています。国も介護報酬改定を通じて賃金改善策を講じていますが、十分とは言えない状況です。

(ソース)
読売新聞:介護の人材確保…処遇改善 緊急の課題
 (2013年1月14日)

介護職は、重労働であるのに比較して、給料は少ないとの声が少なくありません。仕事内容は看護師と同じようなものであるのに対して、給料が看護師よりもずっと少ないことが、離職率の高さにもあらわれているのかもしれません。