【放射能】小出裕章:「震災ガレキの最終処理は、福島第二原発で」

放射能の専門家である京都大学小出裕章先生は、3月15日のラジオ番組の中で、「震災ガレキの最終処理は、福島第二原子力発電所で」とコメントしました。

放射能汚染された物品は、集中管理するのが基本。全国拡散は、この原則に反します。放射能管理の原理原則に立ち返れば、小出先生の主張は、合理性があるように感じられます。小出先生の考えとしては、震災ガレキの焼却灰は、本来は東電に返すのがスジ。ですが、第一は現在戦争と同じような状況にあります。なので、選択肢としては、福島第二原発になる、ということです。

小出裕章先生は、次のように述べたといいます。

小出「そうです。え…焼却灰の中には、放射性物質が濃縮されてきますので、それを産業廃棄物と混ぜたり、あるいは一般廃棄物と混ぜるということは、基本的に私は間違えていると思います。」

(中略)

小出「会長室を始めとして、社長室、重役室、次々と核のゴミで埋め尽くしていくと…したいというのが私の希望です。でもそれもなかなか、難しいかも しれませんが。そうであるなら、福島第二原子力発電所の敷地をそれに使うべきだと思って、います。え…双葉郡の住民…の土地に、核のゴミを捨てる、前に、 まずはそうしたことをすべてやって、なおかつダメであるというなら、双葉郡の皆さんの土地、を、ゴミ捨て場にさせて下さいとお願いする。そういう順番だろ うと思い…ます。そしてもし、ゴミ捨て場にされてしまうのであれば、その場所には到底人は住めません」

以上、ブログ「ざまあみやがれい」:がれき焼却技術の問題と双葉郡の中間貯蔵施設 「中間貯蔵施設は、基本的には最終的な核のゴミ捨て場になると思っていただいたほうがいい」小出裕章3/15 より。
(2012年3月16日)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65795214.html

現状では、ガレキは全国に拡散する方向になりそうです。しかし、放射線管理の原理原則に背けば、いつかそのツケを払わされるような気がしてなりません><


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20120309/p1:title=【反論】小出裕章:「福島第一原発4号機が倒壊したら、おしまいです。」]